リヤド(サウジアラビア), 2024年9月14日 /PRNewswire/ -- AIのイノベーションと成長を推進する注目度の高い一連のコラボレーションを経て、第3回グローバルAIサミット(GAIN)が本日閉幕しました。
サウジ・データAI庁(SDAIA)が主催するGAINには、世界中のAI専門家とビジネス・リーダーが集まりました。最終日は、アラン・チューリング研究所、Thales(タレス)、Cognizant Technology Solutions(コグニザント・テクノロジー・ソリューションズ)の代表者がExplainable AIの技術的基礎を詳しく検討するセッションで幕を開けました。Explainable AIは、機械学習モデルの予測を人間が解釈できるように支援するシステムです。
また、今週開催された国際人工知能オリンピックでは、25か国の学生が最新のテクノロジーを駆使して問題解決を競い合い、次世代のAIの才能が壇上で表彰されました。この大会は、次世代のAI専門家や愛好家がAIテクノロジーの急速な変化に対応し、アイデアを交換できるようにするためのプラットフォームとして始まりました。
最終日にも、AIと教育に焦点が当てられ、生成AIによるパーソナライズされた学習に関する専用セッションや、産学の間のイノベーションのギャップをどのように埋めるかについての議論が行われました。
下記を含むいくつかの画期的な基本合意書(MoU)とパートナーシップが確保されました。
Microsoft:アラビア語の大規模言語モデルに特に焦点を当て、生成AIのイノベーションを加速させることに特化した共同センター・オブ・エクセレンスを策定するためにSDAIAとMoUを締結しました。この強化されたパートナーシップにより、SDAIAのアラビア語LLMである「ALLaM」もMicrosoft Azureで一般公開されます。
Dell:サウジアラビア王国の人材育成のため、SDAIAとMoUを締結しました。これには、国民にAIの概念と応用に関する実践的な経験と知識を提供することも含まれます。
Oracle:サウジアラビアの労働市場を支えるために、AIに対する国民の意識を高め、スキルを強化するためにSDAIAとMoUを締結しました。これは、データとAIの専門認定を提供するワークショップや包括的なトレーニング・プログラムなど、いくつかの共同イニシアチブを通じて実現されます。
IBM:watsonXプラットフォームと「ALLaM」モデル(アラビア語に特化したモデル)を政府クラウド「Deem」上でホストするために、SDAIAと協力しました。このコラボレーションにより、AIに関するIBMの専門知識とDeemの安全なインフラストラクチャを組み合わせることで、政府機関がAIテクノロジーを活用できる高性能な環境が実現します。
KloudSpot:AIおよびIoTテクノロジーをサポートする高度なクラウド・サービスを実装するために、SDAIAとMoUを締結しました。この提携は、サウジアラビアのデジタル・トランスフォーメーションの目標に大きく貢献すると期待されています。
サウジアラビア観光局:SDAIAと提携して、観光部門の変革に特化したAIセンター・オブ・エクセレンスを設立しました。
さらに、サミットでは、スマート・シティ・ソリューションに関してST Engineeringとの重要なパートナーシップが確立されました。
サミットは、2026年にリヤドで再び開催される予定です。
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