UNFCCC気候会議での雪氷圏の変化による地規模の影響に焦点を当てたハイレベル会合サイドイベント
オスロ、ノルウェー, 2024年11月12日 /PRNewswire/ -- ノルウェーの北極評議会議長の主導の下、アゼルバイジャンのバクーで開催されるCOP29では、極地、山岳地帯、脆弱な低地地域の主要な利害関係者および権利保有者が、雪氷圏の変化とその世界的な影響に取り組みます。「雪氷圏からのメッセージ - 変化する雪氷圏での地球規模の影響」と題されたハイレベル会合サイドイベントは、2024年11月12日16:45~18:15に開催されます。バングラデシュ、パキスタン、ドイツ、ネパール、イヌイット周極評議会、世界気象機関、国際統合山岳開発センター、国際雪氷圏気候イニシアチブ、北極評議会の北極監視および評価プログラム、南極研究科学委員会などがこれに参加します。
地球上のすべての人々が雪氷圏に依存しています。雪、氷河、氷床、海氷、永久凍土は地球の気候を安定化させ、淡水の重要な貯留層および供給源となっているとともに、生態系を維持し、その暮らしを支えています。しかしながら、人為的な排出により、雪氷圏で生じている急速な変化、海面上昇、水資源の喪失、温暖化の加速、異常気象、多様性、生態系、人間の生活への重大な影響など、地球規模の悪影響をもたらしています。
北極評議会議長のモーテン・ヘグランド氏は次のように述べています。「ノルウェーは、北極評議会の議長国として、雪氷圏の重要な役割を認識し、極地と高山地域からの緊急メッセージを増幅することに取り組んでいます。」「私たちはこれらの問題に対処する際、科学研究と先住民の知識を活用しなければなりません。共同する上で北極評議会が不可欠な存在ではあるものの、この懸念事項は世界全体に共通するものです。気候変動は取り返しのつかないものですが、これを遅らせるには地球の気温の上昇を1.5℃未満に抑える必要があります。」
サイドイベントでは、科学者、先住民族、国家政策立案者が直接観察して対応している変化が焦点となる予定です。そこでは、排出量への対処が喫緊の課題とされていることが強調されることになっているとともに、最新のデータと政策提言に基づいた、断固たるアクションが提唱される予定です。
雪氷圏地域では先住民族の人々が人口のかなりの部分を占めています。「イヌイットは、雪氷圏に住む民族です。私たちは、移動、狩猟、そして土地での安全な生活と海洋資源の収穫に関して、海氷、そして氷雪の特性と本質的に深くつながっています。近年の氷不足はイヌイットに著しい悪影響をもたらしており、私たちの健康、福祉、生活にも響いていますし、それは私たちの集団的権利および人権にも影響を及ぼしています」とイヌイット周極評議会議長のサラ・オルスヴィグ氏は述べています。
録画されたイベントの様子はこちらからご覧いただけます。イベントについて詳しくは、こちらをご覧ください。
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