「これが野生だ」は1年以上にわたる製作期間を通じて生態系の誕生から死の瞬間まで収めた既存の自然ドキュメンタリーと違って、毎瞬間刻々と変化する自然の姿を毎週その時に合わせて加減なく見せる新たな形の自然ドキュメンタリーである。
これを通じて人々が普段無関心にしたワシミミズク、ふくろうそ、その他に韓国に住む野生動物まで描くことで人と野生が生きていく同時間帯の姿を部屋で一度に会うことができる。また野生の生態だけを観察していた既存の自然ドキュメンタリーとは違って自然ドキュメンタリーやヒューマンドキュメンタリーを結合して野生と人が作っていく新しい形で製作される。
▲キム・グクジン、ソン・ヨンジェ、ソン・スンウPDの3人が参加した中、説明会が開催された。
生態初心者のキム・グクジンとソン・ヨンジェが野生を探検しながら自然ドキュメンタリーの製作過程で展開されるストーリーと製作現場だけで出会える野生との一触即発の瞬間を生々しく伝えていく。これを通じて野生と自然は都市から遠く離れておらずむしろ人間の近くで生きているという些細ながら大事な事実を伝えるとしている。
17年間の選手生活引退を宣言し、もう体操選手ではなく第2の人生の前に立ったソン・ヨンジェ。五歳の時から体育館と家を行き来しながら体操だけを考えて生きてきた彼女に「これが野生だ」は体操を除いた生涯初の挑戦である。彼女は野生を通じて人生の答えを探したいという。
しかし実際に到着した野生は甘くなかった。野生の初日から彼女の前に危険ながけコースが繰り広げられる。一歩を踏み出すたびに足が滑る危険な瞬間の連続だ。結局製作陣が安全問題で撤退を勧めるがヨンジェは「一度始めたことは最後までに完了したい」と挑戦を続ける。そしてその夜、ハードな野生での初日の感想を尋ねるグクジンにヨンジェは隠していた本音を打ち明ける。
▲放送人キム・グクジンは経綸と運動能力でドキュメンタリー撮影現場を主導したと評された。
▲体操選手の引退後、放送人としてデビューするソン・ヨンジェに対する現場の関心も熱かった。
ドラマから芸能まで多様な放送ジャンルを取り入れた芸能エンターテイナーキム・グクジン。彼に野生とは子供の頃の香水である。野うさぎから蛇まで故郷で見た多様な野生動物の話に目を輝かす彼。もう一度自然を近くで会いたいというキム・グクジンの新たな挑戦が始まる。
実際に野生に入るとすべてが新しくて不思議でばかりだったグクジン。小さな鳥の声から木の一つにも野生の秘密が隠されている。自然について一つ一つ知りながら「野生のグク先生」を夢見る彼が険しい山登りにも疲れた気配は全くなかったが突然何かを発見して目じりがしっとりする。
ともに生態の素人と思っていたソン・ヨンジェの反戦魅力が加わった。優れた観察力で離れた羽毛の主人はもちろん、瞬く間に過ぎ去った鳥の名前まで当てる。ソン博士からソン刑事、ソン聡明まで惜しまぬグクジンの賛辞に「運河よかっただけ」だと謙虚に答えていく彼女の軸が恐ろしいところだ。キム・グクジンとソン・ヨンジェ、彼らの予測できない野生の話が今から始まる。
一方、野生での最初のミッション「ワシミミズクを探せ」に挑戦したキム・グクジンとソン・ヨンジェ。ワシミミズクを探すため彼らに与えられたのは生態地図たった一枚だ。二人はワシミミズクを探す過程で今の時期に見ることができる野生を発見して、これまで知らなかったワシミミズクの実体を一つずつ分かって行く。しかし野生は人間に劣っていなかった。
ワシミミズクが住んでいるところは人と近いところにいたが、山絶壁の岩壁の間!ワシミミズクを探すため野生に飛び込んだグクジンとヨンジェが90度の奇巌絶壁を上がらなければならない状況。足の踏み場ない岩壁、一歩間違え踏み入れると崖の下に落ちかねないほどぎりぎりの瞬間。危険だと判断されれば諦めてももいいという製作陣の引き止めにも彼らのワシミミズク探し挑戦は続けられる。
▲EBSが新たに試みたドキュメンタリー番組のフォーマットとその潜在力に対する部分も見逃せないポイント。
ソン・スンウPDは渉外の意図について「男女がいて欲しいと考えた。男性は自然にたとえると巨木のような感じがあればいいなと思ったし、女性はもう蕾で芽生えていく最盛期の構図を考えた。これは自然を頼もしく眺めることができる部分とその姿そのものが自然と似ているからだ。そんな感じがいいと考えお二人を渉外した」と、「誰でも分かるようにソン・ヨンジェさんはそういう感じが本来からあり、キム・グクジンさんは実際に確認もしたものだが人が考える芸能人のイメージよりそうではない慎重さや重みもある。予想より撮影してみたらもっと感じることができた」と述べた。また「初撮影の後、二人とも無事で幸いだ。お二人に危険な状況があって無事に終わるといいという考えを一旦している。お二人はみんな生態初心者だと言える。自然に接して入って生活したことはない方々だが、二人が生態初心者から番組の末尾には生態専門家と生態感受性が豊かな方に生まれ変わったらいいと思う」と、「今は12編のシーズン制で編成が期待されているが、春と夏を撮影することがうまくいって秋と冬の編も、さらに海外編までに行ければいいという願いがある。ここのお二人と一緒に行くのが願いだ」と付け加えた。
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