香港特別行政区の設立20周年を記念して、発展局と規画署が共催する「Hong Kong Impression(印象.香港)」展が、セントラル地区のCity Gallery(展城館)ならびに隣接するEdinburgh Placeで現在開催中。開催期間は2017年11月30日まで。
この展覧会はさまざまな芸術運動から着想を得て、都市計画とインフラ整備によって香港がアジアの世界都市へと発展を遂げてきた過程をインタラクティブに紹介する。
展覧会のビジョンについて、レイモンド・リー規画署長は「展覧会は、Liveable(住みやすさ)、Visionary(先見性)、Cultural(文化)、Playful(遊び心)の4つのテーマゾーンで構成され、その全体が香港の無限の将来性と展覧会のテーマを表現している」と述べた。
リー氏はまた「人々がこの展覧会を楽しみ、香港の開発計画と発展に共に努力してきた思い出を共有してほしいと切に願う。同時に香港の将来の開発ビジョンを再考し持続可能なプロジェクトを推進する。われわれは協力し、住みよく、競争力があり、持続可能で包容力のある香港を築いていく」と語った。
「Liveable Hong Kong(宜.居:住みやすい香港)」では、印象派の芸術運動からインスピレーションを得て、住居、コミュニティー施設、緑地と水辺地区、水資源管理、交通網管理、世界との接続という住みやすさに関する6つの観点から、進行中である香港の変遷を披露する。
「Visionary Hong Kong(展.望:先見性のある香港)」では、ポストモダニズムの手法と5つのインタラクティブなモデルを使用し、アジアの世界都市として前進する香港を支えるプロジェクトを詳らかにする。
「Cultural Hong Kong(芸.文:文化的な香港)」では、人々が世界レベルの施設で幅広いクラシックおよびコンテンポラリーの視覚芸術・舞台芸術を楽しめる西九龍文化区の視点から芸術の未来を紹介する。
Edinburgh Placeで開催中の「Playful Hong Kong(楽.遊:遊び心の香港)」では、若手アーティストや市民がそれぞれの抱く香港の印象をデジタルアート・モザイク・演劇によって表現する。この展示ゾーンの見どころは「無限大」記号を模してデザインされた中心の建造物で、香港の無限の可能性を反映している。
展覧会に関連して、家族のお楽しみ日が設けられ、一連のアート関連ワークショップが会期を通じて開催され、あなたの夢の都市家族お楽しみ日、コミュニティー計画ワークショップ、アートワークショップ、レゴ(R)モザイク・ワークショップ、演奏会、スケッチワークショップなどが提供される。
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