革新的なクロスアセット資本市場・投資管理ソフトウエアの主要プロバイダーであるCalypso Technology Inc.は17日、Calypso Cloud Servicesへのニーズが急速に高まっていると発表した。
昨年発足したCalypso Cloud Services部門は、そのサービスへのニーズが目覚ましく、2017年のCalypso新規顧客からの申し込みの60%を占めた。
同部門は広範な新規顧客を獲得した。米国、欧州、中東、アフリカの大手銀行、特に各当該地域において何兆ドルを扱うアセットマネージャーと世界的な金融サービスプロバイダーを含む。
Calypsoの受賞歴のある主力製品であるクロスアセット・フロントツーバック取引プラットフォームを、クラウドで提供するべく改良されたソフトウエア・アズ・ア・サービス（SaaS）に加え、同社はクラウドベースのエンタープライズ・ソリューションとマイクロサービスも開発している。それはCollateral（担保）、Liquidity（流動性）、Clearing（清算）、Post-Trade（ポストトレード）等のサービスをクラウドで管理し、最小限のITフットプリントでの法令のコンプライアンスを簡略化するものだ。また、多数の顧客のバックオフィスオペレーションを大規模なサードパーティーサービス・プロバイダーが同時に管理することを可能にするクラウドベースのユーティリティー・ソリューションも提供している。Calypso Cloud Services部門は、その戦略的パートナーシップを通してClearing Utility Service Offeringsへの関心が高まっているという。
Calypsoのコリン・グリエ最高顧客責任者（CCO）は「当社のクラウドサービスへの顧客のサポートと信頼に感謝している。多くの金融機関がクラウド戦略を推進しコストの削減と、法令コンプライアンスの加速をしている中で、当社がその画期的なキャピタルマーケットクラウドおよびマイクロサービスのソリューションにおいて信頼されるパートナーになれたことは喜ばしい」と述べた。
Calypsoのテジ・シドゥ最高技術責任者（CTO）は「CalypsoはITのオペレーションを簡略化できるよう、クラウド・マイクロサービスとブロックチェーンを活用したソリューションに積極的な投資を続ける予定である。金融サービスがますますクラウドを導入することは疑いようがなく、当社はクラウドサービスを通じて、資本市場の変革をリードし、さらに加速させていきたいと願っている」と述べた。
OracleのISV、OEM、Java担当のエグゼクティブ・バイスプレジデントのインダージート・シン氏は「クラウドはわれわれのパートナー・コミュニティーにとって非常に大きなチャンスだ。CalypsoのOracle Cloudイノベーションへのコミットメントと同社の素晴らしい実績によって、お互いの顧客へ、より高い安全性、拡張性、信頼性、そして高い費用対効果を持つソリューションを提供することができる。」と述べた。
Calypsoは、さまざまな銀行、投資マネージャー、決済機関などのの異種業務を単一プラットフォームに統合し、ワークフローを標準化し、スケールメリットを実現させ、企業全体におけるトレーディングとリスクの透明性を高めることができる。
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