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インディーズゲームを代表するアイコンとして成長する「Busan Indie Connect Festival 」

記事公開日時 : January 15, 2018, 10:45 am
ACROFAN=金 珉學 | press@acrofan.com | SNS
釜山映画の殿堂で開催された「Busan Indie Connect Festival 2017(以下BIC Festival 2017)」が15日(金)から17日(日)まで歴代最大1万273人の観客を動員し3日間の日程を盛況裏に終えた。

▲3日間開かれた「BIC Festival 2017」が盛況のうちに終わった。

今年で三回目の行事を迎えた「BIC Festival 2017」は中小及びインディゲームの振興と釜山地域基盤のゲーム産業育成事業の一環として設けられたグローバルゲームイベントで、(財)釜山情報産業振興院とインディーラ!インディーズゲーム開発者グループ、(社)韓国モバイルゲーム協会が主催して(社)Busan Indie Connect Festival組織委員会が主管し、文化体育観光部、釜山広域市、韓国コンテンツ振興院が後援した。
今回の行事は32カ国の378個の出品作の中で選ばれた21カ国の110以上の作品が展示され昨年より量的に成長しており、応募者のほとんどがPC、Web、モバイル、VRなどさまざまなプラットフォームを通じて既存ゲームに劣らない立派なレベルをお見せした。これに観覧客は行事が行われる3日間展示作品を自由に体験し、展示作品の開発者と話しを交わすことができる機会を得た。
行事の期間中には18号台風の「TALIM」が北上し、風雨が会場に強く吹き走ったにも関わらず一般観覧者の参加が可能な16日、17日にはゲームユーザーが現場を訪れ足の踏み場がなかった。これに国内外のゲーム参加企業のブースで観覧客を迎えた開発者たちは荒れ模様の環境でも笑いを失わず行事を進めていった。
今年で3回目を迎えた「BIC Festival 2017」は以前の行事とは異なる政策を多数採用してさらに発展した行事に進もうとする姿を見せた。
まず今回の行事から有料化政策を導入したという点が最も目立つ。これまで「BIC Festival 2017」はアマチュアの参加者中心の無料行事で進行されたが、徐々に専門開発会社や開発者が参加する割合が増えながらインディーズゲームに関心のある観客により優れたインディーズゲームを披露しようと組織委員会側が行事の有料化を決定した。
「BIC Festival 2017」のチケットはオンライン事前購入と現場の購入を通じて販売進行され、事前オンライン販売価格は1日券が4,000ウォン、両日券が8,000ウォンであり、行事当日の現場販売価格は1日券が6,000ウォン、両日券が10,000ウォンに策定された。
もちろん組織委員会側は有料化を進めるだけ行事と内部施設の拡充にも多くの努力を傾けた。メイン展示場にあるゲームブースの規模が拡大されたのはもちろん、メインステージでMCN行事やインディーズバンドの公演、eスポーツ行事などの様々な行事を進行した。開発者会議およびネットワーキング行事、フードトラックジョンの運営も昨年より多くの気を使った部分である。
「BIC Festival 2017」初日には開発者のために用意された会議の主題の多様性も今回の行事を成功に導いた原動力となった。
会議の現場ではゲームのーケティングコンサルティングの専門企業であるルミコンサルティングのケイティ・テックス、Spy Fiction、Deadly premonition、D4:Dark Dreams Do not Dieなどのプロデューサーである「Swery」の末弘秀孝、「Her Knights:強行突破」など多数の人気作を制作したのキム・グァンサム、「Monument Valley」と「Alice : Madness Returns」のデザインを担当したケン・ウォンなど、様々な分野の専門家が講演で参加して聴衆にクラウドシステム、マーケティング、デザイン分野などの色んなテーマでゲームに関する幅広い話を聞かせてくれた。
特にゲーム開発者のソミが進行したキーノートの講演である「レプリカ:政治的媒体としてのゲーム」はゲームという媒体が娯楽性を越えて芸術性と人間の生活に大きな影響を与えられるということを知せてくれる意味の深い時間になった。

▲「BIC Festival 2017」で開催された会議はさまざまなテーマを持って開発者と一緒にした。

舞台行事を通じた観客とのコミュニケーションも観覧客に大きな楽しみを与え一層発展した行事の様子を見せた。
「BIC Festival 2017」の行事期間中にメインステージではイ・サンホとイ・ユンヨル、イ先生とキングナソンなどの人気クリエイターとBJが一緒にするゲームショーとファンサイン会が行われた。メインステージの行事を通じて「BIC Festival 2017」をより易しく観覧客に説明して一緒に楽しむ参加型行事として解放した。
特にプログラムの後に行われたファンサイン会は人々が長く並ぶほどBJとクリエイターの人気を実感できる時間になり、これらが紹介されたゲームへの関心もまた会場で容易に確認することができた。

▲会場のメインステージで行われたインディゲームのためのプログラムは観客の大きな呼応を得た。

これと共に行われたインディーズゲームeスポーツイベントは「BIC Festival 2017」の最も注目されるイベントとして位置づけた。
インディーズゲームのeスポーツイベントは「BIC Festival2016」の時にクリエイターの「蔚山クンゴレ(ナガスクジラ )」が初めて進行して関心を集めたところであり、「BIC Festival 2017」では正式行事に指定されメインステージの大画面で生中継された。
「BIC Festival 2017」のインディーズゲームeスポーツ特別戦はHut 90のアクションゲーム「Akuto:Mad World」で対決する方式で進行された。「Akuto:Mad World」は速いテンポで進行される生存型格闘ゲームで、一緒のスペースの中で様々な武器や戦略を使用して敵をたくさん倒す人が勝利する方式で行われた。
この日の「BIC Festival 2017」の舞台で行われた決勝戦は全7セットの試合を進め、最終的にキルポイントが高い人が優勝をする方式で進行され、決勝戦に先立って行われた予選戦を通過したアン・ギョンドク選手、キム・ソンイル選手、チェ・ユンソン選手、チェ・ヒド選手などの4人の参加者が勝者になるために最善を尽くして試合に没頭した。最後のセットまで枚セット激しい試合が続いた中、最終スコアの集計結果はキルポイントが最も多いチェ・ヒド選手(59キル)が2位のキム・ソンイル選手を1ポイント差で下して優勝賞金300万ウォンの主人公になった。
決勝戦の授賞式が終わった後には優勝者であるチェ・ヒド選手と開発者の1:1の特別マッチが開催され、この試合でチェ・ヒも選手が10:4で勝ち、再び優勝者にふさわしい実力を誇った。

▲「BIC Festival 2017」では「Akuto:Mad World」のeスポーツ決勝戦を生中継した。

このように一層発展した行事が進行されながら3日間行われた「BIC Festival 2017」は盛況のうちに終わった。(社)Busan Indie Connect Festival 組織委員会のソ・テゴン委員長も閉幕式で行事を終える感想として「台風もBICの熱気を折らなかった。」と言って、「BIC Festival 2017」の行事の成功的な開催を祝った。
一方、7月に釜山市が発表した「釜山ゲーム産業新育成計画」の5つの戦略の一つである「インディーズゲームエコシステムの構築」の延長線として今回の行事が行われているだけ「BIC Festival」は年を重ねて成長を続けている。
これによりインディーズゲームの人気拡散によりインディーズゲームの分野を重点育成しながら釜山では「G-STAR」と一緒に「グローバルゲーム都市釜山を実現」するために今後も「BIC Festival」に体系的な支援と育成を行うと予想される。
今回の行事を主催した釜山情報産業振興院の関係者も「来年の『BIC Festival』のためにインディーズゲームのeスポーツ化を拡大し、中小インディーズゲーム会社の成長のためのビジネスマッチングを今後も強化していくことを目指している。」と言って、「長期的には単純にゲームだけでなくインディーズ文化と関連した展示やイベント、マーケットなどを同時に活性化させて世界の代表インディハブ行事に定着できるようにする計画である」と述べた。

▲「BIC Festival」はグローバルブランディングを通じた釜山らしいイベントにつながる予定である。


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