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スギ薬局と近畿大、包括連携協定を締結

記事公開日時 : April 23, 2018, 4:26 pm
ACROFAN=金 炯根 | hyungkeun.kim@acrofan.com | SNS
(株)スギ薬局(愛知県大府市)と近畿大学薬学部(大阪府東大阪市)は、本日、平成30年(2018年)4月20日(金)に、包括連携協定を締結しました。

【本件のポイント】

●地域・在宅医療で活躍できる薬剤師の養成を目指す

●スギ薬局の薬剤師として勤務しながら、博士課程で臨床薬学研究を行う連携講座を本学大学院に開設

●学部生向けにスギ薬局社員が講座・実習を実施、またスギ薬局の薬剤師を対象に本学薬学部の教員がフィジカルアセスメント研修(※1)を行い、双方のスキルアップをはかる

※1 「フィジカルアセスメント研修」:調剤した薬の効果や副作用を確認するため、問診や聴診などによって患者の状態を把握する技術を学ぶ研修

【本件の概要】

急速に進む少子高齢化社会を背景に在宅医療のニーズが増大している現在、医師や看護師だけでなく薬剤師も、在宅訪問での服薬指導等を通じて在宅医療に貢献することが求められています。この度、スギ薬局と近畿大学薬学部は、包括連携協定を締結し、地域・在宅医療で活躍できる薬剤師の養成、及び地域医療における薬剤師に関連した施策を、以下の2点を軸に共同で実施します。また、スギ薬局が大学と協定を結ぶのは今回が初であり、本学薬学部も薬局・ドラッグストアチェーンと協定を結ぶのは初めてです。

[1] 近畿大学大学院にスギ薬局と連携して地域医療薬学講座を開設

平成31年(2019年)4月から大学院薬学研究科博士課程に地域医療薬学講座を開設。レジデント(※2)としてスギ薬局に勤務しながら大学院生として地域医療について研究活動もおこない、博士号取得を目指します。

※2 「レジデント」:卒業後に働きながら研修を受ける制度。今回の場合は薬剤師として勤務しながら、大学院で研究活動を行います。

[2] スギ薬局は学生向けの講義・実習を担当、薬学部教員は現役薬剤師向けの研修を実施

スギ薬局は学生向けにOTC薬(Over-the-counter drug)(※3)講座や実務実習事前学習などに協力し講師を派遣、薬学部教員はスギ薬局薬剤師向けに研修を担当します。

※3 「OTC薬」:ドラッグストアなどで処方箋なしで購入可能な薬

【協定内容】

(1)連携大学院講座に関すること

(2)在宅医療・地域医療の発展に関すること

(3)学術・教育・研究の振興に関すること

(4)人材の交流・育成に関すること


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