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Teledyne e2v、初のミリタリー・グレード規格準拠NXP Tシリーズ商用プロセッサを発表

記事公開日時 : July 12, 2018, 8:31 pm
ACROFAN=金 炯根 | hyungkeun.kim@acrofan.com | SNS
航空宇宙業界で先進的な役割を果たしている半導体メーカー、Teledyne e2vは、NXP製のTシリーズプロセッサ2製品を-55度 ~+125度 までの動作温度範囲に適合させた最初の2つのアップスクリーン製品を発表しました。Tシリーズは、NXP製QorIQ Power PCプロセッサの最新世代で、マルチスレッドによる優れたCPU性能、成熟したソフトウェアとツール群による幅広いアプリケーションへの適合性を特徴としています。T2080およびT2081は、8つのe6500 Power Architecture(R)仮想コアを搭載することで最適な性能と電力効率を実現し、セキュリティ/パターン・マッチング・アクセラレータを実装していることを特徴としています。

コンピューティング性能を妥協せずに消費電力を削減したいと考える航空宇宙・防衛システムの設計者は、Teledyne e2vの製品群にT2080およびT2081が加わったことを歓迎するでしょう。ミリタリー・グレード規格は、この2つのデバイスが-55度 ~+125度 までの温度範囲で正常に動作し、RoHS準拠パッケージと鉛パッケージの両方で入手可能であることを保証するものです。同様に航空宇宙・防衛アプリケーションの基準を満たし、Pシリーズとして知られた前世代のQorIQ(R) PowerPCプロセッサと比較して、Tシリーズはコンピューティング性能の向上および消費電力の削減を実現しています。

「Teledyne e2vは数十年にわたり、NXPの商用プロセッサを高信頼性アプリケーションに適合させるバリューパートナーであり続けてきました。」と、NXPのマーケティング・マネージャーのAltaf Hussainは述べます。「Teledyne e2vがミリタリー・グレード規格に準拠したT2080およびT2081を提供することをうれしく思います。航空宇宙・防衛業界は、これらの高性能デバイスによる先進的なコンピューティング性能および低消費電力から恩恵を受けることでしょう。」

Teledyne e2vのミリタリー・グレード規格準拠バージョンは、航空宇宙・防衛アプリケーションで正常に動作するようTeledyne e2vによって要件が満たされています。また、Teledyne e2vの半導体ライフサイクル管理プログラム『SLiM(TM) 』の一環として、これらのソリューション寿命は15年間以上サポートされ、共通かつ高額となる技術の陳腐化の問題を回避しています。

Teledyne e2vデジタル処理ソリューション担当マーケティングおよび事業開発マネージャーのThomas Guillemainは、次のように述べます。「Tシリーズは、当社のお客様にとって非常に重要な設計の2つの要因である、コンピューティング性能の向上と消費電力の削減の機会を提供します。NXP製PシリーズのP3、P4、P5デバイスが人気を博したことから、システム性能の向上および電力消費の削減を求めるお客様にとって素晴らしいオプションであるT2080/81の要件を満たすのは当然の選択でした。」

T2080およびT2081は、QorIQ(R) PowerPCプロセッサの第2世代として初のミリタリー・グレード規格準拠バージョンとなります。今年後半、Teledyne e2vではTシリーズ全製品で同規格に準拠する計画です。Teledyne e2vのウェブサイトより、さまざまな種類や仕様のサンプルをご注文いただけます。

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