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「CEATEC 2019」にて、高速電力線通信「HD-PLCアライアンスセミナー」を開催

記事公開日時 : October 8, 2019, 6:00 pm
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HD-PLCアライアンスとLONMARK JAPANは、相互互恵の連携活動を開始

福岡--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 高速電力線通信を推進するHD-PLCアライアンス(注1)は、10月15日より千葉幕張で開催される「CEATEC 2019」にて、「HD-PLCアライアンスセミナー(10月16日10時~16時20分/幕張メッセ 国際会議場3階 304会議室)」を開催致します。 テーマは、『家でも!ビルでも!工場でも!街でも!つなぐIoTソリューション「HD-PLC」』です。


本セミナーでは、既設線を通信に再利用することで、オフィスビル内、工場内、地下空間、船舶など、IoT化の課題である後付けネットワーク工事が困難な場所でも、低コスト/短工期で対応可能な「HD-PLC」高速電力線通信の応用事例や取り組み動向、また、近年の高速PLC(Power Line Communication、電力線通信)利用拡大に向け最も関心が高くなっている国内法制度動向、さらに、「HD-PLC」の国際標準技術動向など最新情報を業界キーマンからご紹介致します。 

基調講演として、内閣官房企画官をお招きし『規制のサンドボックス制度を活用した新技術の社会実装に向けて』について、また、高速電力線通信推進協議会(PLC-J)運営委員長をお招きし『高速PLC国内法制化の取り組み状況』について、更に、海外よりIEEE標準化協会(注2)理事をお招きし『IEEEの国際標準化動向と「HD-PLC」』についてそれぞれご講演頂きます。詳細については当アライアンスサイトhttps://www.hd-plc.org/news/event/2019/0808-420.htmlをご覧ください。

また、当アライアンスとLONMARK JAPAN(注3)(ロンマークジャパン、以下LMJ)は、2019年10月1日付で双方の団体にそれぞれ会員として加盟し、今後プロモーションを主とした相互互恵の連携活動を開始しました。

「HD-PLC」通信方式は、2010年「第3世代」で高速電力線通信(PLC)国際標準IEEE 1901(注4)に採択され、また2019年3月には、「HD-PLC」の「第4世代」方式において高速化または長距離通信化などスケーラブルな電力線通信システム設計を可能にする新方式「HD-PLC Quatro」がIEEE 1901a(注5)に採択されました。また、ITU-T G.9905準拠の「HD-PLC」マルチホップ技術を搭載したことで、最長通信距離数を数km、最大1024台の機器接続および最適ルート自動選択が可能となりました。この対応により近年では、戸宅のみならず集合住宅、ビル、工場、スマートメータ(海外)などIoT利用において「HD-PLC」通信の信頼性が、高く評価されています。

一方、LonWorks標準通信規格(注6)を国内で推進するLMJは、制御機器向けオープンプロトコールのLon-IPと専用通信線や低速PLCなどさまざまな通信物理層を利用し、既存/新設のビル・工場・チェーンストア・集合住宅などに使用される監視制御システム(照明/空調/センサーシステムなど)や屋外のスマート街路灯システムなど、豊富な市場実績があります。また、近年では、IoT化の進展で追加配線工事ができない環境での通信利用や通信物理層の高速化ニーズも伴い、「HD-PLC」を通信物理層の手段として活用することが検討されていました。

このような背景の下、LonWorks標準規格を国内で推進されているLMJと当アライアンスは、IoT化の通信環境構築の利便性を高める面で相互互恵関係にあると認識を共有し、更にプロモーション連携を深めることに合意しました。(尚、上記「HD-PLCアライアンスセミナー」において、調印セレモニーを行います。)

当アライアンス会長の三宅隆則は、本連携活動に関し以下の様に述べています。『今回、LONMARK JAPAN様との連携は、ビル内管理システムや屋外ネットワーク構築などで次世代型スマート社会の実現に貢献できるものと期待しています。今後は、会員間の相互交流や協賛セミナーを通じ双方の持つ技術利便性を更に訴求して参ります。』

またLMJの富田俊郎理事長は以下の様に述べています。『ロンワークスプロトコルを搭載した「HD-PLC」はその高速通信と通信メディアのフレキシブルな特徴を活かして、従来にない新しい応用分野の拡大と、HD-PLCアライアンスとロンマーク両組織の相互協力により普及拡大に貢献することを期待しています。』

当アライアンスは、今後、本連携活動に基づきLonWorks標準規格に対応した「HD-PLC」通信互換認証システムを追加整備していく予定です。更に「HD-PLC」普及活動に向けさまざまな業界標準団体との連携活動も積極的に推進して参ります。

注1:

高速電力線通信「HD-PLC」の普及拡大・通信互換性確保、国際標準化を目的として、2007年9月25日に設立された 

ホームページ:https://www.hd-plc.org/

注2:

米国電気電子学会(IEEE:Institute of Electrical and Electronics Engineers)傘下の通信規格に関する標準化委員会

注3:

LonWorksのネットワークシステムの標準化、普及促進する特定非営利活動法人(NPO法人)
ホームページ: https://ssl.lmjapan.org/

注4:

2010年12月 IEEE標準化協会から発行された高速電力線通信国際標準規格。共存方式を規定

注5:

2019年6月 IEEE標準化協会から発行された高速電力線通信国際標準規格。IEEE 1901を基本としIoT利用の機能を拡張した規格

注6:

アメリカ合衆国エシェロン社(現、アデスト社)が開発したネットワーク技術で、設備の知的分散制御を行う技術。 ホームページ: https://www.lonmark.org/

 


Contacts

【お問い合わせ先】
HD-PLC アライアンス事務局 三宅隆則、城戸亮二
TEL:050-3380-5154 E-mail: info@hd-plc.org



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