最高裁3部11日、証券先物委員会がサムスンバイオロジックス制裁処分に対する裁判所の執行停止決定を取り消してほしいと出した再抗告事件で審理不続行棄却を決定したと発表した。
審理不続行は、最高裁判所が上告や再抗告対象ではないと見なして、審理を別々に進行せず判断を下すことを意味する。
証券先物委員会は、サムスンバイオロジックスが2015年末、子会社であるサムスンバイオエピスを依存会社から関係会社に会計処理基準を変更する過程で粉飾会計を故意にしたと発表したところがある。
発表以来、2018年7月には、サムスンバイオロジックスの代表と担当役員の解任、3年間監査人の指定などを1次題材に勧告したところがある。続いて11月には代表解任、財務諸表の再作成、課徴金80億ウォン賦課などを2次制裁に加えた。
制裁が増加することに対しサムスンバイオロジックスは、1次及び2次の制裁の執行停止申請を出した。下級審では、サムスンバイオロジックスの手をあげた。証券先物委員会が最高裁に再抗告をしたが、2次制裁の執行停止を先月6日下したことに続き、今回1次制裁も執行停止をすると結論を下した。
一方、執行停止が確定されることによって、サムスンバイオロジックスは本事業の停滞を解消し、グローバルなビジネス展開にさらに拍車をかけるようになった。これに韓国証券市場では、好材料を足場してに16日の一日中で3.99%の奔騰を記録した。
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