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日立産機システム、バイオハザード対策用クラスIIキャビネット「新型SCVシリーズ」販売開始

記事公開日時 : October 21, 2019, 6:22 pm
ACROFAN=Bora Kim | bora.kim@acrofan.com | SNS
株式会社日立産機システム(取締役社長:荒谷 豊/以下、日立産機)は、WHOガイドラインのゾーニング*1に適したバイオハザード対策用クラスIIキャビネット「新型SCVシリーズ」を2019年11月から販売開始する。

バイオハザード対策用クラスIIキャビネットは安全キャビネットと呼ばれ、1979年に日立製作所が国内で初めて開発した。病原体等を取り扱う際に発生する汚染エアロゾル*2の暴露による作業者への感染を防止するため、気流の力を使って隔離性能を保証するもので主に感染症や微生物の研究、遺伝子組み換え実験などを中心に広く普及しており、扱っている試料*3で汚染されたエアロゾルが外部に漏洩しないことが最も重要だ。

「新型SCVシリーズ」は、作業者の安全性確保のため、前面シャッター側の気流による隔離性能を維持するとともに、作業室内は後方に流れる気流を最適化し、エアロゾルが後方に流れるエリアを20%増やすことにより、試料や廃棄缶の適切な配置が可能となりWHOガイドラインのゾーニングに適した作業室内気流を実現した。これにより、廃棄缶周辺の汚染エアロゾルの影響を防ぎ作業者防護と併せてコンタミネーション*4の抑制を両立した。

また、前面のシャッター開口高さを200mmと250mmに選択可能であり、作業者の体格や作業内容に対する柔軟性を考慮するとともに、誤って作業者が指定外のシャッター開口高さに設定した際にも、警報音を鳴らすことで作業者の安全性を高めた。作業台内の照明はLED照明を採用し、交換周期を大きく延ばすことで、作業性を高めながら省エネ性能の向上を図っている。


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