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IBS、免疫反応調節するリンパ節細胞作用明らかに

記事公開日時 : February 6, 2020, 5:57 pm
ACROFAN=Bora Kim | bora.kim@acrofan.com | SNS
 
リンパ節細胞の免疫反応調節機構が明らかになった。基礎科学研究院血管研究団ゴ・ギュヨン団長研究チームは、身体器官の大きさを決定する「ヒッポ信号伝達経路」がリンパ節免疫反応に不可欠であることを究明した。サス、メールス、新型コロナウイルスなどの病原体のリンパ節免疫反応をよりよく理解することができるものと期待される。

リンパ節は直径1〜20mmインゲン豆の形の免疫器官で、全身に分布されており、主に脇、脚の付け根、首、胸、腹に集まっている。体内外の病原体がリンパ節に入るとリンパ節内の免疫細胞が活性化されて免疫反応をする。免疫反応を正常に実行するためには、リンパ節を構成するさまざまな細胞内「信号伝達経路」を適切に動作させることが重要である。

既存のヒッポ信号伝達経路は細胞分裂の抑制と死滅を促進することにより臓器の成長を抑制、その大きさを決定すると知られている。今回の研究ではリンパ節の内部構造をなす線維芽細網細胞の「ヒッポ信号伝達経路」がリンパ節の免疫反応の調節に不可欠であることを明らかにした。ヒッポ信号伝達経路が線維芽細網細胞分化の初期に活性化され、後期に比活性化されると免疫反応が正常に行われた。

研究チームはヒッポ信号伝達経路に関与するYap/Tazタンパク質の遺伝子を変形させたねずみモデル20種類を準備した後、リンパ節内線維芽細網細胞分化の程度とヒッポ信号伝達経路の活性化の程度に応じて免疫反応がどのように調節されるかを観察した。

まず、線維芽細網細胞分化の初期にヒッポ信号伝達経路が比活性化された場合、免疫反応異常と減量の症状が観察された。細胞分化が正常に行われなかったという意味だ。線維芽細網細胞は病原体感染時にサイトカインを分泌して免疫細胞を活性化させて免疫反応を誘導する。 細胞分化異常で線維芽細網細胞が脂肪細胞化されると、サイトカインが分泌されず免疫反応が正常に起こることができない。また、リンパ節内部構造をなす線維芽細網細胞が減少すると、病原体に対する免疫反応が起こる空間を充分に用意するのは難しい。

続いて、線維芽細網細胞分化の後期にヒッポ信号伝達経路が活性化されると、リンパ節が繊維化されて免疫機能が麻痺されることを観察した。線維芽細網細胞から線維化を促進する物質が分泌されるとリンパ節が硬く固まって免疫機能を実行するのが難しい。ヒッポ信号伝達経路のYap/Tazタンパク質活性化時にリンパ節繊維化が起こることから、今後の器官と臓器の線維化の治療にYap/Taz阻害剤が活用されることと期待される。

今回の研究結果は、国際学術誌ネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communications、IF 11.878)に1月24日午後7時(韓国時間)、オンライン掲載された。

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