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ジープラスライフサイエンス、植物ベースプラットフォームでコロナ19再組合ワクチン候補物質発現に成功

記事公開日時 : March 5, 2020, 3:03 pm
ACROFAN=Bora Kim | bora.kim@acrofan.com | SNS
ジープラスライフサイエンス(G+FLAS LIFE SCIENCES)が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチン開発に本格的に着手したと5日、明らかにした。

ジープラスライフサイエンスは自社の植物ベースプラットフォームを介してコロナ19(SARS-CoV-2)ウイルスの再組合ワクチン候補物質が植物から発現されることを確認し、これをもとに本格的な動物実験に突入すると伝えた。

 
同社は去る1月、コロナウイルス遺伝子の情報が公開された直後、ワクチン候補物質として有望なスパイクタンパク質(spike protein)部分を選定し、当該遺伝子を植物細胞発現用に最適化させて人工合成した。以後合成された遺伝子を植物発現ベクターに挿入する再組合DNAを作製してこれを植物体に伝達しタンパク質合成に成功した。

発現が確認されたタンパク質は現在中規模分離精製が進行中であり、同社は早ければ来週から動物実験を始まりに本格ワクチン開発に乗り出す予定だ。動物実験で成功した結果が導き出されると、会社の五松植物ホテルシステムを介してワクチン候補物質を大量生産する計画である。このシステムは1回の生産につき約2万回投与分のタンパク質量産が可能と期待される。

ジープラスライフサイエンスの植物ベースプラットフォームは既存のワクチン開発に使用される有精卵や動物細胞培養技術よりもワクチン候補物質を迅速に生産することができるのが長所である。特に植物体で生産されるタンパク質が人体に投与されたときに発生されがちの毒性を除去するため、遺伝子はさみ技術で植物体を先に改良することが会社技術の核心である。会社側はタンパク質あたりのパターン工学が適用された植物体を用いたワクチン候補物質の生産は、世界的にジープラスが進んだ技術力を保有していると自信した。

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