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C3.ai、マイクロソフト、複数の一流大学がC3.aiデジタル変革インスティテュートを設立

記事公開日時 : March 30, 2020, 4:17 am
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C3.ai、マイクロソフト コーポレーション、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校、カリフォルニア大学バークレー校、プリンストン大学、シカゴ大学、マサチューセッツ工科大学、カーネギーメロン大学が、C3.aiデジタル変革インスティテュートを新設

第1回の提案募集:パンデミック緩和のためのAI技術

科学コミュニティーでAI革新を加速させ、デジタル変革の規模拡大に向けて提言、発明、協業、学問的厳密性を強化するインスティテュート

米カリフォルニア州レッドウッドシティ & 米ワシントン州レドモンド & 米イリノイ州アーバナ・シャンペーン & 米カリフォルニア州バークレー--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- C3.ai、マイクロソフト コーポレーション、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン(UIUC)校、カリフォルニア大学バークレー校、プリンストン大学、シカゴ大学、マサチューセッツ工科大学、カーネギーメロン大学、UIUCの国立スーパーコンピューター応用研究所が2つの主要な取り組みを発表しました。


  • C3.aiデジタル変革インスティテュート(C3.ai DTI)は、企業、政府、社会におけるデジタル変革のペースを速めるために人工知能の応用を加速させることに注力する研究コンソーシアムです。UCバークレーとUIUCが共同管理するC3.ai DTIは、世界一流の科学者の後援と資金提供を行い、企業、政府、社会のデジタル変革を進めるために組織的に取り組みます。
  • C3.ai DTIが第1回目の研究提案を募集:C3.ai DTIは、COVID-19の緩和という課題に取り組むとともにAIを用いた将来のパンデミックの軽減を目指して知識、科学、技術を前進させるよう、学者、開発者、研究者に呼び掛けます。これから年に2回、デジタル変革のための研究提案を募集しますが、これはその第1回目となります。

C3.aiのトーマス・M・シーベル最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「C3.aiデジタル変革インスティテュートは、一流の科学者、研究者、イノベーター、学会および業界の幹部から成るコンソーシアムで、デジタル変革による社会・経済的恩恵を加速させるために協力します。私たちには、官民提携によって世界的パンデミックの流れを変える機会があります。これより重要なAIの活用法はないでしょう。」

直ちに研究提案を募集:パンデミック緩和のためのAI技術

賞を授与される研究テーマとして、次のようなものがありますが、これらに限定されません。

  1. 機械学習やその他のAI手法の応用によるCOVID-19パンデミックの拡大の軽減
  2. 宿主反応の精密医療など、ゲノムに特化したCOVID-19医療プロトコル
  3. 生物医学情報を用いた医薬品の設計および転用
  4. 投薬、治療法、介入に関するデータ収集のための臨床試験の設計と共有
  5. COVID-19の感染伝播と介入の有効性を理解するためのモデル作成、シミュレーション、予測
  6. 公衆衛生戦略および介入を設計するための物流および最適化分析
  7. サンプリングおよび検査戦略の設計に対する厳格なアプローチ
  8. 個人データと機密情報を活用したCOVID-19研究向けのデータ分析
  9. COVID-19パンデミックの拡大に対応した社会的回復力の強化
  10. 生物医学、感染症のモデル作成、対応策の物流と最適化、増加する感染症の封じ込めに関連した公衆衛生の取り組み、ツール、手法、パンデミック対処などの広範な取り組みを通じた将来の感染症に対する準備体制の向上

現在、第1回目の提案を募集中で、締め切りは2020年5月1日です。研究者は、C3.ai DTIの詳細や、選考のための提案の提出方法について、C3DTI.aiでご覧いただけます。選定された提案は、2020年6月1日までに発表します。

この第1回の募集では、賞金として最大580万ドルの資金を提供し、それぞれ10万ドル~50万ドルの範囲で授与します。また賞金のほか、C3.ai DTIの受賞者にはマイクロソフトとC3.aiが大規模なクラウドコンピューティング、スーパーコンピューティング、データアクセス、AIソフトウエア・リソース、技術サポートを提供します。これには、C3 AI SuiteとMicrosoft Azureクラウド・プラットフォームの無制限利用や、UIUCの国立スーパーコンピューター応用研究所(NCSA)にあるBlue Watersスーパーコンピューターへのアクセスが含まれます。

元米国国務長官のコンドリーザ・ライス氏は、次のように述べています。「私たちはMERS、SARS、そして今度はCOVID-19に関する膨大なデータを収集しています。私たちはAIとデジタル変革の新しい科学を応用し、こうした現象の管理を向上させ、人類のために最悪の結果を回避する方法について、これらのデータから学ぶことができる特別な機会を前にしています。この重要な官民パートナーシップほど、重要な取り組み、そして適切で時宜を得た対応は、ほかにないでしょう。」

マイクロソフトのチーフサイエンティストで、C3.ai DTI諮問委員のEric Horvitzは、次のように語っています。「C3.aiデジタル変革インスティテュートに大きな期待を感じており、このような著名な研究機関で研究を加速させるという共通の使命に参加できることをうれしく思います。この素晴らしい官民パートナーシップを立ち上げるにあたり、インスティテュートの広範な目標であるCOVID-19パンデミックの緊急課題と、将来のパンデミックを最小化することに役立ち得る長期的な研究に取り組むことに意気込みを感じています。」

UCバークレーのキャロル・クライスト学長は、次のように語っています。「UCバークレーは、機械学習、IoT、クラウドコンピューティングの中核となる場所で、デジタル変革の科学を確立して前進させる重要な取り組みを共同で率いることに期待を感じています。このインスティテュートは、世界で社会的規模のシステムを変革する技術に倫理、新しいビジネスモデル、公共政策を取り入れて、大きく貢献ができる可能性があると考えています。」

イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校のロバート・J・ジョーンズ学長は、次のように述べています。「C3.aiデジタル変革インスティテュートは、組織横断的で学際的な協業をビジョンとし、この新しい重要分野での革新の加速に貢献する素晴らしいお手本となります。この世界的な健康危機の中で、当インスティテュートの最初の研究は、AIを応用してCOVID-19パンデミックの影響を軽減し、世界を将来パンデミックから守る方法を学ぶことに焦点を当てます。C3.ai DTIは、世界がこの疾病と闘う上で重要な新しい取り組みとなり、あらゆる社会的課題の解決策を開発する上で強力な新しいリソースになるでしょう。」

プリンストン大学のクリス・アイスグルーバー学長は、このように述べています。「C3.aiデジタル変革インスティテュートのほかのパートナーと協力し、あらゆる人のために21世紀の技術を応用しようと努力している学者と教育者の強力なエコシステムを構築することが楽しみです。この官民パートナーシップは、C3.aiやマイクロソフトなどの革新企業と協力し、多様な分野の世界クラスの研究者を支援することで、期待に満ちた新境地で迅速に革新を実現するでしょう。」

シカゴ大学のロバート・ジマー学長は、次のように語っています。「学際的研究と複数機関によるプロジェクトを強力に支援するC3.ai DTIは、多大な助けが必要とされる時に社会に良い影響を与える画期的な科学的成果を生み出す新しい道筋となります。シカゴ大学が学会と業界によるこの並外れたコラボレーションに参加し、偉大な目標と切迫度を持つ重要な革新を主導できることは、喜ばしい限りです。」

カーネギーメロン大学のFarnam Jahanian学長は、次のように述べています。「C3.ai DTIのビジョンは、デジタル変革が科学であるほか、この極めて重要な時期における科学的急務であり、医療、教育、公衆衛生など、官民のあらゆる経済分野に関係しているという認識によって後押しされています。インスティテュートの構造、プログラム、さらなる提携の構築に参加でき、うれしく思います。これは、世界に多大な好影響をもたらす意欲的な取り組みの始まりにすぎません。」

マサチューセッツ工科大学のラファエル・リーフ学長は、次のように語っています。「MITは、C3.ai DTIと共通の決意を持っており、それはAIやサイバーセキュリティーと関連分野のフロンティアを開拓しつつ、倫理、プライバシー、公平さ、公益に対する深い関心をあらゆる探求の中に組み込むことです。国家的な緊急事態の中で、この集中的な取り組みに参加できることを誇りに思います。高度なツールを応用し、COVID-19の蔓延を優れた方法で分析して効果的な抑止方法を考え出したいと思います。この取り組みに参加する企業や機関との協業、さらにボストンにある世界トップクラスの病院の同僚が持つ最前線での経験と臨床データにより、この取り組みを加速させることに期待しています。」

コミュニティーの構築

C3.ai DTIの中心には、継続的な研究、客員教授、研究員、大学の教授陣と学者が絶え間なく提供する新しいアイデアと専門知識があり、多くの人はメンバー機関以外から参加します。この充実したエコシステムが、新しいデジタル変革の科学の基礎的構造を形成します。

シーメンスのJim Snabe会長は、次のように述べています。「これは多国間協業に基づいた世界的なイノベーションに関するものです。研究者が実世界のデータと膨大なリソースを利用できるようにして、AIのプラスの影響を加速させます。現在の重要な課題に対処する上で、まさにこうした多国間の官民パートナーシップが必要とされています。」

ベーカー・ヒューズのロレンツォ・シモネリ最高経営責任者(CEO)は、次のように語っています。「C3.aiおよびマイクロソフトとの繋がりを、この上なく誇りに思っています。この重要なニーズに対応すべく最高の関係者を集める上で必要なのは、まさにこのようなリーダーシップです。」

フランスの政治家のJacques Attali氏は、次のように述べています。「我々はウイルスと戦争状態にあり、勝利しなければいけません。あらゆる手段を使ってです。この素晴らしいプロジェクトは、AIの社会的影響を加速させる科学の世界的協業を組織し、新しい手段を使って人類のためにこの闘いに勝つ上で役立つでしょう。」

ENGIEのエグゼクティブバイスプレジデントのGwenaëlle Avice-Huet氏は、このように語っています。「この困難な時期に、複雑な問題への解決策を提案するには、学者、イノベーター、業界の専門家の協力がかつてないほど必要です。私はデジタル、データ科学、AIが重要な答えになると確信しています。C3.aiデジタル変革インスティテュートは、世界をより良い場所にするために何ができるかを示す理想的な例です。」

デジタル変革の新しい科学を確立

C3.ai DTIが焦点を当てる研究は、AI、機械学習(ML)、IoT、ビッグデータ分析、ヒューマン・ファクター、組織行動、倫理、公共政策です。当インスティテュートは、MLアルゴリズム、データセキュリティー、サイバーセキュリティーの技術開発を支援します。C3.ai DTIの研究は、新しい事業運営モデルの分析、組織的変更管理の導入手法やプライバシー保護の手法の開発、AIの倫理と公共政策に関する対話の増加に取り組みます。

C3.aiデジタル変革インスティテュートは、研究イニシアチブとして以下のようなものを提供します:

  • 研究への賞金:毎年最大26件の研究に、それぞれ10万~50万ドルの賞金を提供。
  • コンピューティング・リソース:Azure CloudおよびC3 AI Suiteの無料リソースへのアクセス。
  • 客員教授と研究科学者:C3.ai DTIの客員学者を支援するために、年間75万ドルを提供。
  • カリキュラム開発:新興分野のデジタル変革科学を教えるカリキュラムを開発したメンバー機関の教授陣に、毎年賞金を授与。
  • データ分析プラットフォーム:C3.ai DTIが、Microsoft Azure上でホストするC3 AI Suiteなど、エラスティックなクラウド、ビッグデータ、開発、運用プラットフォームをホストして、C3.ai DTIの研究、カリキュラム開発、指導を支援。
  • 教育プログラム:年次カンファレンス、年次報告書、ニュースレター、公開された研究、ウェブサイトなどの支援に年間75万ドルを提供。
  • 業界との調整:当インスティテュートの運営を民間部門のニーズに確実に対応させるために、C3.ai DTI業界パートナーズ・プログラムを設立。
  • オープンソース:C3.ai DTIは、研究をパブリックドメインに公開することを約束する提案書を強く支持。

C3.aiはインスティテュートを支援するために、運営開始から最初の5年間にC3.ai DTIに5725万ドルの現金を寄付します。C3.aiとマイクロソフトはさらに、C3 AI SuiteおよびMicrosoft Azureでのコンピューティング、ストレージ、技術リソースなど、3億1000万ドル相当の現物提供によりC3.ai DTIの研究を支援します。

C3.ai DTIのプログラム、賞への応募、提案書募集の詳細については、C3DTI.aiをご覧ください。

C3.aiデジタル変革インスティテュートについて

C3.aiデジタル変革インスティテュートは、AI、ML、IoT、ビッグデータの研究をコンソーシアム・モデルで行い、1つの機関だけでは到達できないレベルに引き上げることを目指す革新的なビジョンを体現しています。カリフォルニア大学バークレー校とイリノイ大学アーバナ・シャンペーン校が共同で管理・ホストするC3.ai DTIは、世界一流の科学者を引きつけ、組織的で革新的な取り組みに参加してもらうことで、企業、政府、社会のデジタル変革を推進し、社会システムのデジタル変革の科学を新たに確立します。

C3.aiについて

C3.aiは、先進的なAIソフトウエア・プロバイダーとしてデジタル変革を加速しています。C3.aiは、大規模AI、予測分析、IoTアプリケーションの開発・導入・運用向けのC3 AI Suiteのほか、拡大し続けるターンキーAIアプリケーションのポートフォリオを提供しています。C3.aiのソリューションの中核には、革命的なモデル駆動型のAIアーキテクチャーがあり、データ科学とアプリケーション開発を飛躍的に強化しています。詳細については、www.c3.aiをご覧ください。

マイクロソフトについて

マイクロソフト(Nasdaq:MSFT、@microsoft)は、インテリジェント・クラウドとインテリジェント・エッジの時代に向けてデジタル変革を実現します。当社の使命は、地球上のすべての人々とすべての組織が、より多くのことを達成できるように支援することです。

イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校について

イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校は、公有地の寄付を受けて1867年に設立された研究大学で、教育、研究、市民関与、経済開発における傑出した伝統を発展させることに注力しています。当大学は、世界的な問題に対処して人間の経験を拡大する革新的研究のパイオニアです。イリノイ大学の教授陣、職員、卒業生は、トランジスタの発明や、グラフィカル・インターネット・ブラウザーの誕生から、高性能コンピューティング、データ科学とデータ分析の新たな革命まで、デジタル変革を先導しています。

カリフォルニア大学バークレー校について

世界一流の公立大学であるUCバークレー校は、卓越した指導、研究、公共サービスを使命としています。この長年の使命が、ノーベル賞受賞者を輩出した当大学の傑出した歴史、絶え間ない革新、世界の向上に対する関心、一貫して高ランキングを獲得している大学と学部を生み出しました。当大学は、あらゆる生い立ちの並外れた才能を持つ学生のために優れた高価値の教育と、オペレーショナル・エクセレンスを提供し、カリフォルニア州および米国の競争力と発展に取り組んでいます。

プリンストン大学について

プリンストン大学は教育と研究の活気あるコミュニティーであり、米国のために努力して人類に奉仕しています。1746年に認可を受けたプリンストン大学は、米国で4番目に古い大学です。当大学は、独立した男女共学の無宗派の教育機関として、学部と大学院で芸術人文科学、社会科学、自然科学、工学の教育を提供しています。

シカゴ大学について

シカゴ大学は先進的な学術・研究機関として、1890年の設立以来、新しい考え方を推進してきました。当大学のキャンパスと世界各地にあるセンターは、知性の目的地として、世界中の学者と学生を引きつけています。当大学は、際立った教育体験と研究環境を提供し、個人が従来の考え方に挑み、その分野を決定づける研究を追求し、世界的影響力を持つ新たな知見とブレークスルーを達成できるように支援しています。

マサチューセッツ工科大学について

マサチューセッツ工科大学(MIT)は、科学と技術に加え、21世紀の国家と世界に最も役立つその他の学問領域で知識を前進させ、学生を教育することに注力しています。当大学は1000人以上の教授陣と、1万1500人を超える学部生と大学院生を抱えています。MITの革新に対する取り組みにより、航空学やコンピューティングからガン研究まで、多数の科学的躍進と技術的進展が実現しました。

カーネギーメロン大学について

カーネギーメロン(cmu.edu)は、国際的に高評価を得ている私立研究大学であり、科学、技術、ビジネスから公共政策、人文科学、芸術に至るまで、広範な分野のプログラムを提供しています。当大学の7つのスクールとカレッジの1万4000人以上の学生は教授1人に対する学生の比率が低い恩恵を受けており、その教育は実際の問題に対する解決策の立案と導入、学際的協業、革新に注力する姿勢を特徴としています。

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