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ネットワールド、最新SaaS版「Terraform Cloud Business」の販売を開始

記事公開日時 : September 24, 2020, 3:22 pm
ACROFAN=Bora Kim | bora.kim@acrofan.com | SNS
ITインフラのソリューション・ディストリビューターである株式会社ネットワールド(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 森田 晶一)は、米HashiCorp(ハシコープ)社の最新のクラウドサービス「Terraform Cloud Business」と日本語のヘルプデスクサポートを、本日9月24日より国内販売開始する。

ネットワールドは、今年4月HashiCorp社と世界初のディストリビューター契約を締結し、商用版ソフトウェア製品群と日本語ヘルプデスクを提供してきた。そして、今年8月HashiCorp社からエンタープライズ向けに機能強化した最新のSaaS版「Terraform Cloud Business」が発表されたのを受けて、国内でもいち早く提供する。

また、最小構成(5ユーザー/100ワークスペース/同時実行数2)のライセンスを、年間398万円のパッケージ価格で提供する「スモールスタートパック」により、新規ユーザーが導入し易くし、マルチクラウドでのDevSecOpsや自動化の支援を促進する。


マルチクラウド環境で利用可能なプロビジョニングツールとして著名なHashiCorp社のTerraform 製品は、ユーザーがオンプレミスやプライベートクラウドに構築可能な「Terraform Enterprise」製品と、クラウドサービスとして提供されている「Terraform Cloud」がある。

今回提供開始する最新の「Terraform Cloud Business」は、「Terraform Cloud」をエンタープライズ向けに強化したもので、「Terraform Enterprise」でのみ利用可能だった、高度なセキュリティ機能、コンプライアンスやガバナンスのためのポリシー適用や監査ログ、クラウドコストの事前確認、複数同時実行等のエンタープライズ機能をSaaSで提供する。

これによりユーザーは、自社でホスト運用せずにエンタープライズクラスの機能が利用可能となり、また、より複雑で大規模な環境で運用するユーザーのニーズも満たすことができるようになりました。さらに、「Terraform Cloud Business」では、VMwareやNutanix、F5等のオンプレミスやプライベートクラウドのリソースに対しても、プロビジョニングの実行対象にすることが可能になる。


「Terraform Cloud Business」で新たに利用可能なエンタープライズ機能:

(1)シングルサインオン(SSO)のサポート
Okta、SAML 2.0準拠のアイデンティティプロバイダー(IdP)と容易に統合可能だ。また近々、Azure ADとの統合も予定されている。

(2)オンプレミスやプライベートクラウドのリソースへのプロビジョニングをサポート
Terraform Cloud Agentをデプロイするだけで、オンプレミスやプライベートクラウドのVMwareやNutanix、F5やCisco等をプロビジョニング対象とすることが可能だ。

(3)固定IPレンジのサポート
IP Ranges APIを使用して、Terraform Cloudで固定IPレンジが使用可能だ。これにより、Terraform Cloudへの安全な接続を可能にし、通知やバージョンコントロールシステム(VCS)とのAPI連携が容易になる。

(4)監査ログの管理のサポート
Terraform Cloud for Splunkアプリを使用し、Splunk CloudまたはSplunk Enterpriseと連携が可能だ。これにより、Splunkの管理画面とダッシュボードで、主要なアクションやユーザーの可視化や詳細な分析が可能になります。また、JSON APIを介して、Splunk以外のシステムと統合し、監査イベントをロギングすることも可能だ。

(5)ジョブの同時実行のサポート
Terraformによるプロビジョニングの複数のジョブを並行して処理できるようになり、チーム数やワークスペース数が多い組織でも、作業完了の時間が短縮され、 スムーズで迅速な開発サイクルを支援する。

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