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Epic Games主催「Unreal Summit 2015」基調講演

記事公開日時 : May 10, 2015, 4:14 pm
ACROFAN=金 炯根 | hyungkeun.kim@acrofan.com | SNS
Epic Gamesの韓国法人であるEpic Games Koreaは5月9日、韓国ソウルの世宗大学コンベンションセンターで技術関連のイベントである「Unreal Summit 2015」イベントを進行した。

この日の行事は、Epic GamesのTim Sweeney CEOの基調講演で始まり、Tim Sweeney CEOは、ゲーム業界の今後の方向性とEpic Gamesの進むべき道について紹介した。

Tim Sweeney CEOは、今年はUnreal Engineにとって大きな成長の年といって「Unreal Engine 4」を無料化し、以前よりユーザーが25倍に増え、これによって開発会社が本当にたくさんあったことを実感したと無料化の成果と感想を言いながら講演を始めた。

 
▲Tim Sweeney CEOが「Unreal Summit 2015」の基調講演を行った。

Tim Sweeney CEOは、今後数年間のゲーム業界で流行すること述べた。

まず、「今年発売予定の、Windows10がPCオンラインゲーム業界に活力を吹き込むことを期待している」とし、「特にWindows10でサポートされるDirectX 12が強化されたゲーム体験を提供し、新しい統合アプリストアが、Apple App StoreやGoogle Playのように快適さを提供してくれるだろう」と予想した。

また、VULCAN APIは、複数のデバイスを1つにまとめてリリースすることができるという点で、携帯電話の性能が比較的低い地域で強化されたゲーム体験を提供してくれると思っていると述べた。

モバイルゲーム市場については、「継続的に大きな変化が起こっており、この変化を介して2Dベースのカジュアルゲームから3Dベースのハードコアゲームへ中心が移っている」とし「従来より高いクオリティのグラフィックを盛り込んだゲームがより多くの発売されるだろう」と述べた。

Tim Sweeney CEOはEpic Gamesが進行したことの成果についても紹介した。

Epic Gamesから持続的に推進してきた教育関連事業に関しては、現在、全世界の多くの大学で「Unreal Engine 4」をテーマにした講義を進めており、コンピュータ関連学科だけでなく、美術、建築などの学科でも「Unreal Engine 4」を扱う講義を進めていると紹介した。

特に「Unreal Engine 4」には、C++のソースコードが内製されているため、これを大学で学べばゲームを作ることだけでなく、エンジン自体を学ぶので、エンジンを理解することができると言って、今後、今後数年の間に「Unreal Engine」を理解している開発者が多数登場することであるだけに「Unreal Engine」の未来は明るいと話した。

最近話題になっているVR(バーチャルリアリティ)とAR(拡張現実)もOculus VR、HTC、MSなど緊密に協力しており、まだ初期の段階ではあるが今後数年の間にクオリティは急激に上昇するものによって、多くのゲーマーがこれを介してゲームを楽しむだろうと予想した。

 
▲「Unreal Paris」のデモは、ゲームのほかの分野でのエンジンの可能性を見ることができるようにした。

この他にも、ゲーム以外の分野での拡大も着実に進行中とし、「すでに多数のハリウッドのスタジオでも映画の効果のためにUnreal Engine 4を使用しており、これを再びゲームの中で活用することについても協力が行われている」と紹介した。

Tim Sweeney CEOは、今後の目標について「Unreal Engine 4」を使用してすべての映像関連技術を提供することができるツールを提供するものであり、これによってモバイルゲームを作る小さな開発会社からAAA級のゲームを作る大型企業まで自由に活用できることを願うと述べた。

Tim Sweeney CEOは最後の挨拶で「今までUnrealのコミュニティを育ててきており、今後も支援する」とし「Unreal Engineでこれからも良いゲームを作っていただきたい」と感謝の意味を明らかにして講演を終えた。

 
▲Tim Sweeney CEOは「Unreal Engine」を使用する韓国の開発者に感謝を明らかにした。


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