第17回GTW 2015セミナー&ワークショップのイベントでは23カ所のドイツ連邦主義観光局や観光関連業者が訪韓するイベントで、観光関連ビジネスの機会を韓国とドイツの両国業界関係者が追求する場であった。
公示された参加者はエア·ベルリン、バイエルン州政府観光局、ベルリン観光庁、ドイツ鉄道庁、ドイツメルヘン街道、ドレスデン観光局、デュッセルドルフ観光庁、フランクフルト空港、フランクフルト観光局、ケーテ・ウォルファルト社、KDラインクルーズ、マリティムホテル、ミュンヘン観光局、ノイシュヴァンシュタインホテル&イベント、メッツィンゲンアウトレットシティ、レールヨーロッパコリア、ロマンチック街道、ローテンブルク観光局、リューズデスハイム観光局、ザクセン - アンハルト観光局、ザクセン州立ゼンパーオペラ、アンタルト - デッサウ - ヴィッテンベルク観光庁、ヴィースバーデン観光庁などである。
▲リケガルト・ケトルハケ ドイツ観光局アジア/オーストラリア地域ディレクター
第17回GTW 2015セミナー&ワークショップイベントのプログラム中、メディア関係者対象のイベントは、リケガルト・ケトルハケ(Rijkert Kettlehake)ドイツ観光局アジア/オーストラリア地域ディレクターによるセミナーの形で行われた。この席では全体のイベントの要旨をまとめた内容が紹介された。
ドイツに旅行する人の数は2013年比で2014年に大幅に増えた。7560万泊以上を達成しつつ、前年比5%の成長を記録した。2002年以降は、2009年の一年以外には継続増加を続けてきた中で、過去最大を記録したことになる。 1993年からみると4090万泊を追加したもので、旧西ドイツ地域が2700万泊、旧東ドイツ地域が1390万泊を占めている。
ドイツで観光産業は経済の主要な軸である。観光客総消費支出が2783億ユーロであり、ドイツの観光産業に直接関連する従業員は290〜300万人水準だと知られている。さらに、年中7〜8月ピークに加えて、他の期間にわたって4000万人以上の旅行者が訪れる1年を通して人気のある旅行先としてドイツが位置しており、政府と連邦主義次元で観光産業は重視されている。
▲アジア地域は大陸の中で最も大きな成長を見せる地域。
▲観光産業は自動車産業よりもドイツ経済寄与度が高い。
2014年は、アジア地域の顕著な成長がドイツ政府と自治体の注目を集めた年でもある。アジア太平洋地域の国々別にみると、中国/香港の観光客が200万人、アラブ首長国連邦が190万人、日本が130万人、オーストラリアとインドが70万人、大韓民国が50万人水準に集計された。その中、大韓民国はアラブ首長国連邦と中国/香港に次いで3位の成長率で注目されている。
韓国人のドイツ愛は、イタリアに続いて2番目に多く訪れるヨーロッパ国家という点でも確認することができる。韓国人のヨーロッパ旅行中、14%がドイツに来ており、全体韓国人の訪問者の37%が出張、4%その他のほか63%が、レジャーや旅行の目的を追求するという点でも今後の可能性が期待されている。
韓国人の2014年の宿泊日数は50万泊のレベルで、2009年以来68.2%増加したことが知られている。その中、77%がドイツ国内のホテルでの滞在をすることが知られており、 Airbnbなどのマッチングサイトを利用した宿泊施設を含む個人所有宿泊施設の割合は7%ほどで知られている。90%近くのインターネットを使って旅行を楽しむ韓国人はドイツ旅行予約の時、半分ほど旅行代理店を利用する。これは、季節ごとに選んだドイツの観光商品とも連携しており、1〜4月と5〜8月はそれぞれ29%であり、9〜12月は42%の訪問の割合で分布している。
韓国人のドイツへのレジャー/旅行平均期間は11.5日であり、他のヨーロッパ人の平均期間8.5日より長いほうだ。代わりに、消費支出はヨーロッパ人の平均値よりも少ないという。ドイツはしっかりとした社会基盤と市民意識とともに、利用便利側面からの合理性のおかげで魅力的な旅行先として脚光を浴びることが知られている。これにより、2020年には韓国人の宿泊日数60万泊まで増大することが期待されている。
一方、前年度と連携した25周年のテーマであるベルリンの壁崩壊(2014)&ドイツ統一(2015)イベントで、10月2日から4日までブランデンブルク門国民フェスティバルが公知された。 「統一」をテーマに韓国に重点紹介される予定である。また、2015年のテーマであるドイツのホリデイルートは150以上の様々なルート観光商品を統合して広報するという目的で企画、広報される。同じ2015年のテーマにルーカス・クラナフ誕生500周年は名前はなじみがうすいが、彼の絵は「ドイツ」を代表する1人の芸術家の人生と業績に焦点を当てたものであって、6月26日から11月1日まで行われる。
▲ドイツ国内コースとしてマーティン·ルーサーの行跡を追う旅のコースが公開された。
▲ドイツ国内外を行き来してマーティン·ルーサーの行跡を追うコースも公開された。
2017年のマーケティングテーマには、ドイツでの精神的な旅行が示された。全世界プロテスタントを対象に設定されたこのテーマは、2014年から関連テーマをきちんと広報して2017年マーティン·ルーサー宗教改革500周年にフォーカスを合わせる中長期的な事案である。
宗教改革の都市であるヴィッテンベルク、アイスレーベン、ドレスデン、マクデブルク、アイゼンナフ、ヴォルムスなどが主な訪問先に設定されており、ドイツ国内での展示会、芸術、音楽、フェスティバルなどが同時多発的に行われる。巡礼者とハイカー、探検家などのために4つのドイツ連邦主義が「ルターの足跡」プログラムを連携進行する。また、毎年6月のヴィッテンベルクで開かれる「ルターの結婚式」のイベントも重点推進されている。
ドイツ観光業界は「マーティン·ルーサーの95改造反駁文が世界を変える」というキャッチフレーズを掲げて「ルター2017」のホームページなどを通じた広報を積極的に展開する。 https://www.germany.travel/lutherサイトにさまざまな情報を公開して、国内旅行希望者と旅行業界関係者にハングルの情報を提供する。
一方、2015年ドイツ観光局マーケティングのテーマである「旅行に良い国、ドイツの伝統や習慣」は、先に行われたドイツ観光局主催のイベントと同様に、今年一年を貫通するテーマであることが強調された。生活と伝統、芸術品や工芸品、食品や飲料などの3大カテゴリーで各種プログラムやフェスティバルの連携などがドイツ現地で進められている。詳細については、https://www.germany.travel/traditionサイトで参照することができる。
▲第17回GTW 2015セミナー&ワークショップの参加機関や企業関係者もイベントに参加した。
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