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Zoom、教育向け新機能を発表、教育者と学生のハイブリッド学習体験を強化

記事公開日時 : April 13, 2022, 12:07 pm
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ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ (Zoom Video Communications, Inc.) (NASDAQ: ZM) は本日、CoSN2022 National Conferenceにおいて、教員や管理者からの要望に応えた教育向けの新機能を発表した。これらの機能は、Zoomでのチャットやミーティングを対象に、遠隔での授業出席や宿題提出をする学生とのやりとりと管理を必要とする教員を支援するために作られている。

Chromebookのバーチャル背景とぼかし加工

Chromebookは、学生と教員に人気の選択肢となっている。Chrome向けのZoomプログレッシブウェブアプリケーション (PWA) ユーザーを対象に、バーチャル背景とぼかし加工が利用可能となった。この機能は、全米100大学校区のひとつで、52,000人以上の生徒を擁するジョージア州クレイトン郡公立学校など、さまざまな教育関係の顧客からの要望をもとにZoomが開発したものである。

「Chromebookのバーチャル背景やぼかし加工は、生徒や教員にとって大変有益な機能です。この機能ができる前は、多くの生徒がカメラをオンにするのを嫌がっていました」と、クレイトン郡公立学校の最高技術責任者であるRod Smith氏は述べている。

ブレイクアウトルームの機能強化

教育現場で人気の高いブレイクアウトルーム機能も、今回の最新リリースで強化された。プログラムオーディオ機能により、会議ホストがブレイクアウトルームに音声付きのコンテンツを共有できるようになり、これで音声付きの動画を共有する機能が追加されたこととなった。LTI Proとの統合強化により、教員はコースの登録簿からブレイクアウトルームを自動的に埋めることができる。この機能により、事前にブレイクアウトルームを割り当て、それから学生をブレイクアウトルームに自動的に配置することができる。

チャット・待機室の追加機能

その他の新機能としては、Zoom Chatへの音声・ビデオメッセージの送信、待機室での参加者の名前変更機能などが追加された。非同期型ビデオでは、ユーザーが自分の回答を考慮する時間を持つことができ、必要に応じて録画することで、熟考した回答を提供できる。ユーザーは、チャットクライアント下部の「ビデオ」をクリックして、最大3分間のビデオメッセージを録画し、会議外のチャットチャンネルに直接送信することができる。この機能は、例えば学生が短いビデオ課題を提出する場合などに便利である。会議参加前に参加者が名前を変更できる機能は、学生が共有デバイスを使用している場合の出欠確認、匿名の学生グループの作成、性別の主張などに役立つ。

どこでも投票

Anywhere Polls機能は、投票機能を特定の会議と関連付けずに、アカウント上のどの会議からでもアクセスできる中央レポジトリに保存できる。これにより、教員が投票機能を再利用しやすくなり、また採点にも有益である。この機能は近日中に公開予定だ。

「Anywhere Pollsの機能を楽しみにしています」と、ペンシルバニア州のコミュニティカレッジ、HACCの学長兼CEOであるJohn J. "Ski" Sygielski, Ed.D.は述べている。「今回の機能強化により、大学全体で大多数の学生が意見提供することが容易になります。教員がコースごとに内容を再利用することが、これまで以上に容易になります」

Zoomグローバル教育戦略リーダーであるJohann Zimmern氏は、「お客様に幸せをお届けすることが、私たちZoomの仕事の核心です」と述べる。「私たちは世界中の幼稚園から高校、そして高等教育機関のお客様と密接に連携し、お客様の要望を取り入れ、機能開発に関わっていただいています。その結果、Zoomはこのような教育向けの画期的な新機能を開発することができました」

Zoomの新たな教育機関向け機能の詳細については、こちらのブログを閲覧されたい。

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