ジェノバ（イタリア）, 2022年4月29日 /PRNewswire/ --

営業利益は940万ユーロ（2.9％増）、営業粗利益は3220万ユーロとなった

磁気共鳴画像（MRI）および超音波装置の受注総額は19％増加した

Esaoteは国際市場での事業が大幅に伸びた（70％）ことを確認した：成長は北米、中国、西欧で顕著だった。イタリアが主導的な市場である

研究開発（R&D）部門の人員数および投資額も増加している

ジェノバで2022年4月29日に開催されたEsaote S.p.A.の株主総会は、2021年12月31日に終了した同社の財務諸表を承認した。

Franco Fontana, CEO Esaote Group

2021営業年度のグループの連結売上高によると、純売上収益は2億3130万ユーロで2020年比5.3％増加した。グループの営業利益は940万ユーロで、前年比2.9％増、連結純利益は400万ユーロに達した（2020年は100万ユーロ）。

Esaote S.p.A.のFranco Fontana最高経営責任者（CEO）は「2021年はグループにとって再び極めて好調な年となり、国際市場で好調な業績を達成し、新たな成長を投資と結び付けることができた。パンデミックによって、いきなり大幅な戦略見直しを余儀なくされた2020年に比べ、2021年の成長は事業ラインと地理的領域において調和がとれたものとなった。当社は、高い可能性を持った市場に重点を置き、研究開発（R&D）を引き続き強化するという戦略に沿い、製品内容を拡大、更新することによって診断画像領域での主導的立場を強化した。2021年に当社はR&Dに前年比約10％増の2800万ユーロ超を投資した。前年から19％の増加となった受注額は、当社が正しい軌道に乗っていることを十分に確認する役割を果たした」と語った。

超音波システム部門の売上高は約5％増加し、世界市場の全体動向を上回った。特に重要な点は、Esaoteが戦略的な国際市場で好調な業績を示したことであり、これは昨年発売した新たな中間ないし高性能の超音波スキャナーによって主導された。専用オープンMRI領域の売上高は39.8％増加した。一方でこの目覚ましい結果は市場のパンデミック後の回復に起因するとみることができる。他方、世界中で出現しつつあるヘルスケアのニーズにぴったりと一致している、低エネルギー消費の筋骨格アプリケーションでの卓越した画像品質が称賛されている製品を提供するEsaoteの能力に起因するとみることもできる。また昨年、EC MDRの認証を取得したEsaote初のオープン全身磁気共鳴スキャナーの発売もさらなる押し上げ要因となった。

専用診断画像ソフトウエアの事業ラインは5.5％の伸びを記録し、これは特にAIベースの定量分析プログラムの成功によってもたらされた。この伸びの追加的要因となったのは、病院のワークフローの自動化やデジタル画像アーカイビング、新たな遠隔相談や遠隔治療アプリケーションに重点を置いたデジタル転換によってもたらされた大幅な押し上げ効果である。最後にグローバルサービス販売収益は、6.3％増加した。

売上高のうち合計で約70％を占めている国際市場の大きな役割は、西欧（19.6％）、北米（14％）、中国（13％）によって果たされた。イタリアがEsaoteにとっての主要市場であることが確認された。アジア太平洋、中南米、東欧、中東の各市場はいずれも大幅な伸びを示した。

2021年末現在、グループは1270人を雇用し、そのうちの半数以上がイタリアでの雇用である。昨年1年間にR&D、販売、マーケティング部門を中心に100人を超す新規雇用を実施し、世代間および専門職の割合が更新された。新規雇用者の平均年齢は35歳以下で、そのうちの50％が女性だった。2021年にEsaoteはジェノバ大学と、トスカーナ地方の7つの高等教育機関と協力し、特にSTEM（科学・技術・工学・数学）学科の卒業生を対象にした初のAcademy（e-Generation）を立ち上げ、選抜過程を経て21人の若い人材が採用されてR&S、情報技術、グローバルマーケティング部門に配属された。

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