本作は、劇場にいながらもIMAX(R)カメラによる大迫力の臨場感で、アメリカの隠れた絶景28スポットを、わずか40分で大自然を体験できるドキュメンタリーです。
公開に先立ち、本編の冒頭4分間の映像を特別に解禁します。「自分の居場所だって気がする」という女性の言葉から始まり、一面が雪で覆われた山々と氷河が登場します。そして、本作で初めてナレーションに挑戦した、宇宙飛行士の野口聡一さんのナレーションと共にアメリカにやって来た人類がネイティブ・アメリカンとして繁栄していった土地が映し出されます。およそ2万年前、アジアを出発した人々はアラスカの海岸線に沿って北米大陸に足を踏み入れたとされています。この海路を考古学者達は”ケルプハイウェイ”と呼んでいます。「地球では全ての命が大自然の一部」という野口さんのナレーションの言葉通り、地上から海の中、さらにその地で生きる生き物まで多種多様な大自然が登場します。
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制作を手掛けたマクギリブレイ・フリーマン・フィルムズは、IMAX?や巨大スクリーンの映画館向けの映像を製作・配給しており、50年に渡る歴史のなかで約45本ものドキュメンタリーを製作してきました。
製作にあたり、ケルプハイウェイを経由して先住民が到着する様子を観客に想像してもらうために大規模な再現映像を撮影しました。大がかりな歴史的再現を実行することは、これまでのマクギリブレイ・フリーマン・フィルムズの撮影とはほぼ正反対の課題でした。監督をつとめたグレッグ・マクギリブレイの娘でユニットプロダクションマネージャーのメーガン・マクギリブレイ氏は次のように話します。「私たちはその場で物事を捉えることに慣れているので、これは私たちにとって非常に異なるタイプの撮影でした。デザイナー、衣装、馬、そして30人の人物が雪の中、コロラド州のサンファン山脈にあるモラス湖で本格的なセットを作りました。」
人類が紡いできた歴史を辿りつつ、アメリカの絶景を体験出来る本作。作品を通して美しい景色に想いを馳せ、自然との共生を考える機会にしてみてはいかがでしょうか。
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