トークゲストには、日本初公開となる日本・トルコ・ドイツの合作映画『IGUANA TOKYO ーイグアナ トウキョウー』の監督 カアン・ミュジデジが来日し、日本を映画の舞台に選んだ理由や日本の伝統について語ります。また、ホウ・シャオシェン監督作品『珈琲時光』に出演した一青窈が登壇し撮影当時の思い出を振り返ります。その他、3人の鬼才が東京を舞台に紡ぎ出した3編の物語『TOKYO!』の上映回では映画感想Tik Tockerのしんのすけと映画ライターのSYOが、『都市とモードのビデオノート』の回では建築映像作家/建築家集団ガラージュ共同主催の瀬尾憲司とSister代表の長尾悠美が、『ロスト・イン・トランスレーション』にはブロードキャスターのピーター・バラカンと元東京国際映画祭プログラミング・ディレクターの矢田部吉彦が、『東京画』の回では映画批評家の三浦哲哉が登壇し、それぞれの視点から“東京と映画”をテーマにトークを繰り広げる予定です。
スペシャル・スクリーニングとなる、『あなたの東京、わたしの東京』(ホームービー特別上映会)では、馬渕愛(ホームムービーの日in東京府中主宰)と 宮澤愛(ホームムービーの日 in 京橋)が上映中トークを行う予定です。
本企画は、作品上映やトークセッションを通じて【東京/TOKYO】の多様な魅力を紐解き、観客や次代の作家たちの感受性を刺激することを意図した令和初の試みです。
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IGUANA TOKYO ーイグアナ トウキョウー
東京のタワーマンションで暮らすエルタンは、美しい妻や可愛い娘に囲まれながらも、どこかしっくりいかない家族関係に悩んでいた。ある日、家族でメタバースゲームをプレイし始めたことをきっかけに、水道から魚が飛び出したり、妻がSMプレイに目覚めたりと、奇妙な出来事が続発する。やがて家族3人それぞれのどす黒い欲望が噴き出し...。
監督の地元トルコでは、アンタルヤ・ゴールデン・オレンジ映画祭で最優秀美術監督賞、イスタンブール映画祭で最優秀楽曲賞を受賞するなど、審査員の圧倒的な支持を集めた狂った世界観を「哀れなるものたち」も担当したヨルゴス・ランティモス監督の盟友、ヨルゴス・モブロプサリディスによるツイストされた編集が、更に謎めいたものにしている。
『IGUANA TOKYO ーイグアナ トウキョウー』
原題:IGUANA TOKYO
監督:カアン・ミュジデジ
出演:エルタン・サバーン、サーデー・アクソイ、デニス・ウルクほか
2022年/74分/ドイツ・日本・トルコ合作/カラー/DCP 配給:トリクスタ
(c)COLOURED GIRAFFE/trixta/ASTEROS
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