HDバンクのホーチミンシティ支店でお取引のお客様 写真提供:HDバンク |
貸し手がROAやROEなどの利益率の維持に注力することは成長の重要な後押し要因です。
当行は2024年も高い成長を維持しつつ、包括的なESG(環境・社会・ガバナンス)戦略を引き続き強化しています。
今年の総資産は前年比16%増の700兆ベトナムドン(276億米ドル)に拡大する見込みです。
預金総額は16%増の624兆ベトナムドン(246億米ドル)に達する見込みです。
中央銀行が設定する与信伸び率の割り当てに従い、貸出残高は438兆ベトナムドン(172.8億米ドル)を超すと予想されます。
今年、当行は配当金支払いに向け、株式を発行することで定款資本金(charter capital)を5%増の29.1兆ベトナムドン(11.5億ドル)に増資する予定です。
2023年は不良債権比率を1.5%に抑え、自己資本比率(CAR)は12.6%と業界最高水準を実現しました。
また、年次株主総会では、業績に基づき、配当支払率を2023年の25%から30%に引き上げ、最大10%を現金で支払うことも了承されました。
2023年の税引前利益は前年比26.8%増の13兆ベトナムドン(6億1300万米ドル)を超えました。ROAは2%、ROEは24.2%を達成し、業界トップクラスの銀行となっています。
2024年第1四半期の税引前利益は前年比43.6%増の4兆ベトナムドン(1億5780万米ドル)以上に大きく拡大し、引き続き優れた業績を達成しています。第1四半期のROEは26.2%、与信伸び率は6.2%で、不良債権は1.68%に抑制しました。バーゼルII基準に基づく当四半期の自己資本比率は13.7%を超えました。
HDバンクは一貫して株主に利益を提供しており、今年も同様に、30%の配当金を、最大15%を現金、残りを株式で支払う計画です。
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