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SK(株)C&C板橋キャンパス製造DT PoCセンターの開所式

記事公開日時 : September 30, 2017, 1:20 am
ACROFAN=柳 在庸 | jaeyong.ryu@acrofan.com | SNS
SK(株)C&Cは8月29日(火)、自社板橋キャンパスB洞で「製造DT PoCセンターの開所式」を開き、国内外の製造業企業のPoC(Proof of Concept)を担当するSK C&Cのみの主要力量を紹介した。

DT(Digital Transformation)は新しい技術アーキテクチャの導入が必要で、顧客の状況に適した技術及び方法等に対する導入検証が必修である。これにPoCまたはPilotの過程を通じた効果検証が必要になるが、SK C&Cはグループ社レベルで蓄積したノウハウをもとに小・中堅企業のDT需要をつかむという腹案だ。

SK C&Cの製造事業部門のグォン・ソン専務は歓迎のあいさつを通じて、「現在製造業は対外的に比べてみたとき競争力があるが、これからはここに加えて知能化が必要である。業種によってDTを通じて生産性向上や収率改善が重要になるはず」だと言って、「SKグループ内の主要企業もDTは一部に限られているが、本DTセンターを通じて顧客とともに改善できる力量を育てられるようにする」と明らかにした。また、「顧客社のみでなくSK(株)C&Cレベルでもセンターを通じて顧客社とともに力量を育ていくことができるものと期待する」と付け加えた。

 
▲SK C&Cの製造事業部門のグォン・ソン専務

 
▲SK C&Cの製造DT推進担当のムン・ヨンシク常務

DT推進に向けた核心技術要素は事前検証を通じて事業や価値の確認後に取り入れられることと定義される。最近、中堅製造会社でPoC需要が増える傾向だが、これは製造業分野で多様な力量を積んだSKグループレベルのノウハウが適切に適用されるものとされる状況だ。これにSK C&Cは自社のSIの力量とは別途にグループ系列会社の製造業事業継続によって習得した様々な形のノウハウを基礎資産とSI事業力量に合わせてPoCに関する門戸を国内外の小・中堅企業に開放できるようになった。

SK C&Cは自社のクラウドインフラや蓄積されたデータ分析の力量、ディプラーニングや人工知能などエマージング分野の核心力量を結集したDTワンストップサービスの提供力量を備えたと自負している。これは全産業体にわたって蓄積されたDT推進核心技術や経験、ノウハウなどをすべて確保したのによるもので、本DT PoCセンターオープンを通じて国内製造業プレーヤーたちに次世代事業環境への転換を過去に比べて簡単に接近できるようにしたという意味がある。

顧客に提供されるPoC推進プロセスは1段階にビックデータ中心のインフラや専門家サービスを通じた事前定義に充実したことから始まる。以降、サービスポータルを通じてSK C&Cが保有した各種ソリューションを組み合わせて顧客社が望む方向にDTを成功させるのにフォーカスを合わせる。調査する過程、実行過程、推進計画樹立の順につながる一連のプロセスを通じて顧客社のコアビジネスのための多角的な検証とデータの分析や活用が続くようになる。この時、顧客は分析主題、事業関連知識、必要データなどを提供する。これに対してSK C&CはPoCセンターインフラとITおよびビッグデータ分析専門家をプロジェクトに配置する。

 
▲PoCに着手する前にシミュレーションレベルの検証過程を経てPoCが不要な場合を減らす。

SK C&Cは利用顧客およびPoCの主題によるシステム環境及びリソース変動などを考慮して自社Cloud Zベースでサービスを提供する。ここに分野別の分析専門家を投入し効果的な進行を支援する。これによって多様なサービスが提供される。

PoCセンターは顧客とSK C&C専門家が一緒に分析業務を遂行できるラブ(LAB)環境を提供する。原則的に単一の顧客会社を担当し、5~6人規模のスタッフが活用できる空間になる。使用するインフラは顧客のニーズに柔軟に対応できるクラウド環境が提供され、ディプラーニング活用と分析モデル開発などが可能になるようにGPUサーバも提供される。専門家サービスも欠かせない要素だ。分野別の専門家が配置され、顧客と同時分析業務遂行及びパイロット分析モデル開発を率いることになる。SK C&Cでは分析専門人材で製造DT推進担当及びデータラブ内人材を活用するという計画だ。

一方、顧客自家分析が可能になるようにBDAソリューション基盤SaaSサービスが提供される。これは従来に開発されたQUTA、SKYTALEソリューションのサービス化進行推進とかみ合っていることもある。

上記のようなSK C&Cのポートフォリオが志向するところが明確である。顧客会社が自主的にPoCを進める場合、実行時間当たりの過度な準備期間の所要と経験不備による人的ミス可能性などが問題点として現れる。典型的な高費用低効率構造がよく現れる。反面、DT PoCセンターを活用する場合には当該業務に最適化されたソリューションと人的獣性を活用して即刻的なPoCの遂行が可能という強みがある。専門人材の投入と特化されたソリューションの接ぎ合わせは低費用高効率構造の達成に有利だ。

 
▲バッテリー生産過程での製品品質検証力量をDTを通じて改善する姿をデモで披露した。

SK C&CはDT PoCセンターを活用して新技術導入の費用や時間などリソースの負担を最小化し、分野別の専門家とともに迅速かつ連続的に導入及び実行が可能だと展望している。

これはDT新技術導入費用負担の最小化と短期間内の成功経験を確保したことに起因したのだ。AI(Aibril)、クラウド(Cloud Z)、ビックデータ分析(SKYTALE)などDT新技術分野のソリューションを導入費用なしにテストと技術検証業務に投入できるという競争力がある。ここに専門家人材を通じて主題発掘からPoCの遂行に所要される物理的時間とリソースの消耗を短縮させて問題発生を最大限抑制することになる。

PoCを通じて検証された事業価値を速やかにDTの本課題に連携して展開することが可能な点も注目すべき部分だ。PoCが成功すれば本格的なDT推進で速やかにつながりかねない。数年間多様な産業で持続的なDT事業を推進して積もった力量が後ほどのプロジェクト進行にも寄与するわけだ。ノウハウと知識基盤にDT PoC課題の全社的拡散を獲得し組織統合や標準化などでも有利になる。

SK C&Cの力量がセンターを通じて顧客会社に惜しみなく投入される背景には、DT推進の領域におけるSKグループが共有したインフラが丈夫に位置している。既にSKグループの系列会社を通じて検証されたPoCの力量はSKグループ系列社を越えて本ノウハウを適切に活用する顧客会社にも大きなメリットを提示する。成功的なDT推進に向けた飛び石の段階でまともな業務遂行と成功は本事業での成功確率も高めてくれるためであるからだ。

 
▲SKYTALE分析ソリューションを利用して効率的な業務遂行を可能にさせたこともSK C&Cの特長点


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