この日の行事にはフォーティネットコリアのチョ・ウォンギュン支社長、ベ・ジュンホ常務などの関係者が参加した中で行われ、2019年の目標事業の結果と2020年の成長見通し及び新しいソリューションなどを発表するために設けられた。
フォーティネットコリアのチョ・ウォンギュン代表は、「保安業界でフォーティネットは、成長と営業利益が一緒に成長している唯一の企業として、国内でも固い地位を固めている。」と、「最近在宅勤務の増加など変化するビジネス環境をターゲットとする攻撃分析や需要把握を通じて、国内の顧客のニーズに最適化された保安戦略を提示することで、最も信頼できる保安パートナーとしての地位を強化していく。」と述べた。
▲チョ・ウォンギュン支社長がフォーティネットコリアの2019年の成果と2020年の成長見通しについて発表した。 |
▲フォーティネットコリアの昨年の事業目標と結果が公開された。 |
まず、2019年の事業目標と結果が公開された。フォーティネットコリアは昨年30%成長、市場シェア1位、10,000台以上の出荷、クラウド200%成長を目標にし、その結果クラウド成長が112%にとどまったこと以外には目標を全部達成した。クラウド成長が目標値より不振だった理由としては、目標値を高く取ったのもあるが、クラウド移転にあって保安に対する認識がまだ不足しており、この問題はすべてのセキュリティベンダーが持つ悩みだと説明した。
昨年フォーティネットは、業界をリードするSOAR(セキュリティオーケストレーション・自動化・対応)プラットフォームプロバイダであるサイバースポンス(CyberSponse)買収を完了し、グーグルクラウド(Google Cloud)、アマゾンウェブサービス(AWS)、シーメンス(Siemens)などのグローバルトップ企業との協業を通じてセキュリティ市場での歩幅を広げた。また、大企業や金融機関、ハイテク産業、中小企業部門で新規顧客を大挙迎え入れて、新たに進入している大学、医療、公共産業群で意味のある成長率を記録しながら前年比32%の成長を遂げた。
これと共に2019年第1四半期の調査結果、次世代ファイアウォール市場部門で市場シェア1位企業として評価を受け、エンタープライズ市場で成長率59%を達成した。通信社と協業中のMSSPはもちろん、ファブリックも35%成長しており、プレミアムサービス支援は231%も増加した。両総販売体制確立を通じたパート生態系が活性化されながら直接取引するパートナー社は110個に現れ、間接取引を含めると150個以上のパートナー社が協力している。
▲フォーティネットコリアの今年の事業目標と営業戦略が紹介された。 |
昨年の目標値をほとんど成功的に達成したフォーティネットは、今年の目標として売上高25%成長、13,000台以上出荷、ファブリック70%成長、OT市場300%成長、市場シェア25%代を打ち出した。継続的に成長し始めた超大型企業市場(NGFW、OT、Cloud)を拡大し、人工知能ベースの自動保安分析などもソリューションターゲットとし、5Gとコア網、MECへの支援も拡大するものと期待している。成長が目立った公共、医療、教育などの分野を中心に売上高の成長を遂げる計画であり、特に保安の需要が高い政府機関、教育機関、医療機関などの公共市場の場合、前年比100%成長、上位10大企業市場では50%の成長を目標に営業を大幅に強化すると発表した。
このため内部的に新規技術支援のためのエンジニアやマーケティング人材を補強するなど組織競争力を高め、フォーティガード(FortiGuard)を活用した保安インテリジェンス強化や主要顧客社の技術支援のためのプレミアムサービスを拡大する計画である。また、4大主力ソリューションをベースに産業別に最適化された構築事例を通して実際的な活用方案を提示する産業別、地域別セミナーを開催し、顧客との接点を増やしていく予定である。
また、効率的なマーケティングのためにオフラインより産業群と顧客にカスタマイズしたデジタルマーケティングを拡大する見込みである。パートナー生態系を継続的に成長させるために、本社と一緒にパートナーリベートプログラムを拡大し、OT保安に対しての生態系構築をフォーティネットが主導的に持っていくことができるようフレームワークを作っているとも伝えた。
▲フォーティネットは今年4大主力ソリューションをベースに国内ネットワーク保安市場を攻略する。 |
今年フォーティネットは「ゼロトラストネットワークアクセス(Zero-Trust Network Access)」、「セキュリティ中心のネットワーキング(Security-Driven Networking)」、「動的クラウド(Dynamic Cloud)」、「AI中心の保安運営(AI- Driven Security Operation)」という4大主力ソリューションをベースに国内ネットワーク保安市場攻略を強化する計画である。この4つのソリューションは今年保安市場で最も重要な扱われる4つの主要な保安問題で、フォーティネットは包括的な保安ポートフォリオを完備して国内の顧客に全方位的なインテリジェンスや保安戦略を提示するという方針だ。
今回上半期にフォーティネットは、最新運営体制「FortiOS 6.4」、業界初のオンプレミスアプライアンス「フォーティAI(FortiAI)」、7世代ネットワークプロセッサである「NP7」をベースにした新しい次世代ファイアウォール(NGFW)「フォーティゲート1800F(FortiGate 1800F )」を発表するなど、保安ポートフォリオを強固に強化した。
新たにアップデートされた「FortiOS 6.4」は、他社と比べファイアウォール、NGFW、UTM製品の競争力を確保し、SD-WAN市場でも製品競争力を引き上げられるように補完した。「FortiGate-1800F」は7世代ネットワークプロセッサ「NP7」を導入し、既存製品に比べ少なくとも3倍、最大20倍が向上された保安コンピューティング等級を支援する。「FortiGate-1800F」を皮切りに今年の2、3四半期内にハイエンドFシリーズを発売する予定だ。
2019年までには少し不振だったCASBとクラウドワークロードセキュリティ(CWP)市場は、プロジェクトに参加するために完成度を高めた「FortiCWP」と「FortiCASB」2つの製品を通じて補完し、ウェブファイアウォール製品「フォー・ウェブ(FortiWEB)」はルールセット(ruleset)をAWSウェブファイアウォールに装着できるパッケージ連動商品を準備した。「テレワーカーソリューション」を通じて在宅勤務やリモート勤務者のための保安強化プロジェクトに参加する計画であり、ユーザ認証とデバイスプロファイリング政策に基づいたアクセス制御ソリューションである「FortiNAC」を通じては、市場需要満足のためのセキュアアクセスソリューション機能を強化する。
「フォーティAI」はオンプレミスに接続して、既存に数分かかっていた検出時間を秒単位に短縮させ、ディープラーニング技術で保安脅威についての分析業務を自動に処理する。SOAR(保安オーケストレーションと対応自動化)プログラムとEPP+EDRプロジェクトに参加するため「FortiSOAR」と「FortiEDR」ラインナップも構築した。「FortiEDR」製品はEDR企業のenSiloを買収してフォーティネットのラインナップに統合した次世代エンドポイント脅威保安ソリューションである。
▲最新運営体制である「FortiOS 6.4」をはじめ、「フォーティAI」、「フォーティゲート1800F」など、新たなソリューションを提供する。 |
Copyright ⓒ Acrofan All Right Reserved