サムスンSDSはこの日、自社の目標達成のための「ビジョン2020」と、新しいスローガンである「Insight to Inspiration」を発表した。特にサムスンSDSが今回発表した新ビジョンスローガンは本質を把握し分析することにより、予測力を備えて(insight)、顧客の経験の豊富な研究を通じて(Customer Experience)人間の感性を豊かにして世の中にインスピレーションを与える(inspiration)ソリューションとサービスを提供していしようという意味を込めている。
サムスンSDSのジョン・ドンス社長は創立30周年記念辞で、「サムスンのグローバル1位のビジネスは、パラダイム転換期に成功対応の歴史である」と言って、「ITサービスの分野でもSMAC(注:Social network service、Mobile、Analytics、Cloud)と呼ばれる新しいパラダイム転換期には、私たちには新たな歴史のための戦略的な変曲点であり、飛躍のチャンスであり、これをテコにグローバル一流企業に勢いよく進もう」と述べた。
▲サムスンSDSのジョン・ドンス代表取締役社長
▲サムスンSDSのジョン・ドンス代表取締役社長は同席した部門長などの主要な役員を紹介した。
サムスンSDSは、2020年の売上高は20兆ウォンを達成、グローバルITサービス企業Top 10入りを介して第一級のITサービス企業として成長していく抱負を込めて2020ビジョンを明らかにした。
サムスンSDSはビジョンを達成するために、2020年までに既存のITO事業の効率性を極大化させ売上を7兆ウォン台に引き上げ、「SMAC」をベースに革新されたITOと物流BPO事業の売上高を7〜8兆ウォンに引き上げる腹案である。これを基にソリューションベースの未来のビジネスの売上高は5兆ウォン台に高めることで、将来、成長、維持事業間のバランスのとれたビジネスポートフォリオを構築するという戦略である。
サムスンSDSは、まず製造IT分野ではAnalyticsを組み合わせて、品質、収率、生産性などの領域に画期的な技術革新を起こす計画だ。物流BPO分野では、Industrial IoTとAnalyticsを活用して最高の可視性と配送精度を実現し、物流関係者のための情報共有の場を通じてコラボレーションを有効にするという戦略である。
サムスンSDSは、ここに加え、組織員間のコラボレーションによる生産性の向上のために、企業内のイントラネットを通信手段の中心で協力(Collaboration)を通じた集団的知性になるように革新させる方針である。また、サムスンKNOXと企業型モバイル管理ソリューション(EMM)技術を活用し、企業のモバイル適用に最大の障害であるセキュリティ上の問題を解消し、さらには、生体認証(FIDO)ソリューションなどの認証サービスまで融合させる計画である。
また、創造的な革新と挑戦の文化を構築するためにお互いの相違を認め、多様性を尊重する通涉型組織に変革してSoftで挑戦的なリーダーシップがある組織に能力を育っていく方針である。
▲ジョン・ドンス社長はITO、SI、物流BPOなどの3大事業を中心に、将来の戦略を策定したと紹介した。
▲サムスンSDSは2014年7.9兆ウォン水準である売上高を2020年に20兆ウォン以上に引き上げるという抱負だ。
▲サムスンSDSは、サムスングループのITインフラストラクチャの構築ノウハウをもとに、グローバル市場に本格的に自力挑戦する。
一方、記者懇談会に続き、開かれた「サムスンSDS創立30周年記念式典とビジョン宣布式」ではパートナーの代表、従業員など500人余りが参加した中、模範賞、特別賞、勤続賞などの授賞式が行われた。
この日の行事には、グローバル大手企業は創立30周年を祝うと持続的な成長を願う映像メッセージを送信しており、松坡区居住住民と小学生が会社が準備した物品販売、公演、映画など様々な創立行事に参加しながら一緒にお祭りの場としての意味を加えた。
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