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アステラ、鉄道業界に土壌水分量評価を提供する「EarthWorks Rail」をリリース

記事公開日時 : November 11, 2021, 5:21 pm
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関東地方で発生した最近の地震により、地域社会におけるインフラの脆弱性について改めて注目が集まっています。ユーティリス社のアステラ技術は、宇宙衛星を利用してインフラの問題点を特定するものです。アステラは、地球資源の回復力を高めるために実用的な情報を提供するというミッションを基に、この度新製品EarthWorks Railを発表しました。

EarthWorks Railでは、ASTERRA Recover衛星技術(地下の水の漏れを発見するために使用、数々の賞を受賞。)を応用することにより、広域の線路や鉄道システムの地下の土壌水分状態の評価をすることができます。一度に最大325,000ヘクタールを評価することができ、測定時間が安定しているため頻繁なモニタリングが可能です。

アステラの事業開発担当副社長であるエディ・シーガル氏は、「この技術は、鉄道システムのエンジニア、オペレータ、鉄道サービスチームに、これまでになかったものを提供します。それは詳細な調査が必要な懸念エリアを即座にかつ一貫して確認できるツールであり、不具合を未然に防ぐことができます。」と述べています。

アステラは、JAXAのALOS-2などの衛星からのLバンド合成開口レーダー(SAR)を使用して、広範囲にわたる線路を撮影しています。合成開口レーダーは、昼夜を問わず、地面や石畳、樹木、雲を透過して撮影できるため、季節や天候に左右されずに世界中を撮像することができます。撮像後、特許取得済みのアルゴリズムでデータを処理し、土壌水分の多い場所を抜き出して、地理情報システム(GIS)のデータセットとしてお客様に提供します。

アステラは、地球の天然資源を維持するためのポジティブな影響と、説得力のある投資収益率を基に、EarthWorksを開発し、この技術の範囲をインフラ産業にも拡大しました。

EarthWorks Railは、鉄道路盤の下や鉄道用地内の地下の水分状態を評価するために使用されます。不具合の可能性がある場所をマッピングすることで、より深刻な損害が発生する前に問題を軽減することができます。この製品シリーズには、駐車場、車道、歩道、その他の舗装されている地下の水分状態を評価するEarthWorks Propertyもあります。これらの製品を組み合わせることで、インフラとその周辺地域全体の環境を維持するための包括的なソリューションを提供します。

アステラは、過去5年間で、水道管の漏水検知、水の節約、水不足を改善するASTERRA Recoverで知られる業界のリーダーとなりました。この技術は、2021年米国水道協会イノベーション賞を受賞しました。また、ASTERRA Recoverは日本の豊田市でも使用され、節水の効果が大いに認められたため、豊田市は2021年日本水道協会の水道イノベーション賞特別賞を受賞しました。

さて本日、ビッグデータおよびクラウド業界のベテランであるアミール・アーロニがアステラの取締役会長に就任しました。

アステラの幹部社員は、水業界や宇宙関連の国際会議で頻繁に講演を行っており、米国水環境連盟が開催するWEFTECでは、アステラの事業開発担当副社長であるジェームズ・ペリーが、Lバンドレーダーの使用が国連の持続可能な開発目標6(安全な水とトイレを世界中に)とどのように関連するかについて講演を行いました。また、先日アムステルダムで開催されたGeospatial World Forumで、CEOのエリー・ペレッツがJAXAのALOS-2のデータ利用について講演しました。

アステラは、2016年に飲料水用のASTERRA Recoverを商品化して以来、世界中で400件以上のプロジェクトを実施してきました。廃水用の製品も最近開発されました。


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