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KKR、アジア・インフラストラクチャー・ファンド2号を64億ドルでクローズ

記事公開日時 : February 1, 2024, 11:55 am
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世界有数の投資会社であるKKRは本日、アジア太平洋地域におけるインフラストラクチャー関連投資に注力する、KKRアジア太平洋インフラストラクチャー・インベスターズII SCSp(以下「APACインフラストラクチャー・ファンド2号」または「当ファンド」)を64億ドルでクローズしましたので、お知らせいたします。

クローズ時点で、当ファンドはアジア太平洋地域で組成されたインフラストラクチャー・ファンドとしては最大規模となります。これは、2021年の当時、アジアに注力したファンドとしては最大の39億ドルでクローズした、当該地域におけるKKR初のインフラストラクチャー・ファンド、「KKRアジア太平洋インフラストラクチャー・インベスターズSCSp」に続くものです。当ファンドを立ち上げて以来、資金の半分以上は既に10件以上の案件に投資済、あるいはコミットしています。2019年に立ち上げて以来KKRのアジア太平洋インフラストラクチャー戦略のプラットフォームは成長を遂げ、運用資産は130億ドルに達しています。

KKRアジア太平洋地域共同代表でAPACインフラ統括責任者のデイビット・ルボフは次のようにコメントしています。「インフラストラクチャーは、KKRのグローバルおよび地域戦略の重要な事業の柱です。ここまでの短期間でアジア太平洋地域市場をリードするプラットフォームを構築し、成長させてきたことを誇りに思うと同時に、節目となる2本目の地域ファンドをクローズするにあたり、投資家の皆様の継続的なご支援に感謝いたします。今回の資金調達を成功裏にクローズできたということは、当社のマルチアセット・プラットフォームと主要市場におけるプレゼンス、複数の戦略や地域を超えた強力なコラボレーションを通じて優れたリスク調整後リターンと差別化された付加価値を提供する当社に、世界の投資家が信頼を寄せていただいた証であるとみています。今回多くの投資家にコミットいただいたということは、アジア太平洋地域のインフラ・セクターには長期的に大きな成長潜在力があるという、当社と共通の認識を裏付けるものです。」

インフラストラクチャー投資においては、KKRは規律ある投資先選定プロセスに加えて、APAC各地域の投資専任チームが案件ソーシングとストラクチャリングを行うアプローチを採っています。今回のファンドはこのアプローチに従って、ボラティリティが低く、強力なダウンサイド・プロテクションを有する重要なインフラストラクチャー・アセットに注力し、KKRのグローバルに広がる専門家のネットワークやAPAC地域で経験と実績を積んだチーム、長年にわたり価値創造を実現してきた実績をテコに、付加価値を創出し、魅力的なリスク調整後リターンを達成できると考えています。当ファンドでは、再生可能エネルギー、電力・公益事業、上下水道、デジタル・インフラストラクチャー、輸送など幅広い分野での投資が可能です。

KKRムンバイ拠点のインフラストラクチャー・チームのパートナーであるハーディック・シャーは次のようにコメントしています。「国内消費と生産性の上昇、急速な都市化、新たなミドルクラスの台頭を背景にアジアが世界成長の6割以上を占める中、新たなインフラと持続可能なエネルギー源に対するニーズは今後も高まっていくでしょう。このような状況は、高い付加価値を求めるプライベート・インフラストラクチャー投資家にとっては大きなチャンスであり、アジア太平洋全域の重要なインフラストラクチャーの開発や発展につながる投資機会に期待しています。」

KKRソウル拠点のインフラストラクチャー・チームのパートナーであるキース・キムは、次のように述べています。「厳しいマクロ環境と投資環境の中でも投資機会を創出し、資金調達を成功させることができたのは、当社のグローバルな専門力だけでなく、投資対象の市場や事業環境を深く理解している現地の精鋭チームがいるからです。KKRは当ファンドを通じ、アジアのインフラストラクチャー・セクターへの投資に一段とコミットメントしてまいります。」

当ファンドは、公的年金や企業年金、政府系ファンド、保険会社、エンダウメント・ファンド、資産運用会社など、世界中の(新規および既存の)世界の多様な投資家から資金を受け入れました。

KKRのクライアント・サービス・グループのマネージング・ディレクターであるブランドン・ドネンフェルドは次のようにコメントしています、「KKRは、数十年にわたるバリューアド投資家としての経験を活かし、地域に根ざしたチームを編成し、ダウンサイド・プロテクションに重点を置き、差別化したインフラストラクチャー投資アプローチを構築してきました。投資家の皆様からは継続的にご支援いただいていることに感謝しています。引き続き良好なパフォーマンスを創出できるよう邁進いたします。」

2008年にグローバル・インフラ・チームおよび戦略を立ち上げて以来、KKRは世界で最も積極的なインフラストラクチャー投資会社の一つとなっており、現在、80を超えるインフラストラクチャー投資案件で約560億米ドルの運用資産を有し、世界中に90名超のインフラ投資プロフェッショナルを擁しています。

当ファンド組成においてはKKRのプライマリー・ファンド・カウンセルはデビボイス&プリンプトンLLPが担いました。

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