モーリシャス商業銀行(MCB)(www.MCB.mu)は2023年4月19日に、同行のグローバル・ミディアム・ターム・ノート(GMTN)プログラム(以下、プログラム)に基づき、3億米ドルの第1回の5年物の無担保社債(以下、社債)を発行し、価格を決定しました。2022年10月28日に設定されたこのプログラムはMoody'sによってBaa3の格付けを付与されており、ロンドン証券取引所の国際証券市場(ISM)への上場が承認されています。今回の社債発行は、モーリシャスの企業が初めて国際資本市場で債券を発行する画期的なトランザクションとなります。
この社債はMCBの資金調達源の多様化を目的に発行されるもので、調達した資金は一般的な企業目的に用いられ、具体的にはMCBの国際的な多角化戦略の支援に充てられます。今回発行した社債は、7.950%のクーポン付で利払日は半年に1度とし、2028年4月26日を償還期限とします。今回の社債は、主要開発金融機関(DFI)の支援を受け、幅広い投資家から募集を上回る需要があり、45の資産運用会社および金融機関のグローバルミックスに割り当てられました(うち35%が英国および欧州、36%がサブサハラ・アフリカ、24%がMENAおよびアジア)。
今回の社債の発行に際しては、Citigroup Global Markets Limited(シティグループ証券)、 Emirates NBD Bank PJSC(エミレーツNBD銀行PJSC)、 J.P. Morgan Securities Plc(JPモルガン証券)、およびSMBC Nikko Capital Markets Limited(SMBC日興証券)がジョイント・ブックランナーを務め、African Export-Import Bank (Afreximbank、アフリカ輸出入銀行)が共同主幹事を務めます。
MCBの最高経営責任者(CEO)であるAlain Law Minは次のように述べています。「当行にとって画期的なトランザクションとなる今回の無担保社債の発行は、当行の国際資本市場への参入を意味するものであり、国際金融市場においてMCBおよびモーリシャスの認知度を高めるものです。このトランザクションの成功は、当行のビジネスモデルや財務内容に加え、海外投資家に対するアピール力の強さを証明するものです。」
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