シンガポール取引所(Singapore Exchange、SGX)とFactSetは、投資家に提供する目的で両社の提携ブランドによって作られた、地域と世界の有望なテーマに触れる一連のテーマに関する指数の立ち上げを発表した。
SGXとFactSetが緊密に協力して開発した指数は、FactSetのRBICS(Revere Business Industry Classification System)を活用し、レベニュードライバーに基づいた企業のきめ細かい産業分析を可能にした。これは指数ポートフォリオを世界の投資家のための具体的なテーマに合わせるユニークな機会を提供する。
一連の指数は現在、以下のような4つのテーマの指数で構成され、指数によって投資家は、今日最も動的で興味深い業界を追跡する能力が与えられる。
*SGX-FactSetアジア・テクノロジー・アドバンテージEW指数(SGX-FactSet Asia Technology Advantage EW Index)
*SGX-FactSetグローバル・サイバーセキュリティー指数(SGX-FactSet Global Cybersecurity Index)
*SGX-FactSetグローバル・ロボティクス指数(SGX-FactSet Global Robotics Index)
*SGX-FactSetアジア・ヘルスケア・セレクトEW指数(SGX-FactSet Asia Healthcare Select EW Index)
SGX Index Edgeのヘッドのサイモン・カラバン氏は「SGX Index Edgeは独自のデータセットへの関心を強め、商品発行者が最終投資家と良い関係を築けるような良質の指数ポートフォリオを提供している。FactSetと提携し、その協力によって従来の枠を超えた顧客重視の革新的ソリューションを提供するわれわれの取り組みが強化されることを喜んでいる」と話した。
FactSetのインデックシング・ヘッド、ジェレミー・ジョウ氏はこう語る。「われわれのRBICSでの使命は、企業をその製品とサービスに基づいて理解することだった。その結果が400種類以上の産業グループを提供する産業区分であり、そこからテーマのポートフォリオが柔軟かつ適切につくられる。SGX Index Edgeと協力し、アジアでFactSet初の提携ブランド指数を出せたことはうれしい」
これらの指数は提携ブランドによるテーマの指数の供給としては初めて。テーマの指数はテーマの投資ツールの需要の高まりに助けられて創られた。ETFGIのデータによると、2016年末時点でテーマの上場投資信託(ETF)は447種類あり、2012年の183種類から増えている。
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