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丸紅、印・バングラデシュ都市鉄道ダッカMRT6号線向け鉄道システムの一括納入契約を締結

記事公開日時 : June 4, 2018, 7:40 pm
ACROFAN=金 炯根 | hyungkeun.kim@acrofan.com | SNS
丸紅株式会社(以下、「丸紅」)はインドの建設・エンジニアリング最大手のLarsen&Toubro Limited(以下、「L&T」)と共同で、バングラデシュ道路交通橋梁省傘下のダッカ都市交通公社(以下、「DMTC」)より、ダッカMRT6号線(以下、「本路線」)における鉄道システム一括納入案件(以下、「本案件」)を受注し、2018年6月3 日にMTCとの間で契約を締結しました。

本案件は軌道、電化・信号・通信システム、ホームドア、自動券売機、エレベーター・エスカレーターの設計、調達、据付工事、試験ならびにメンテナンスの協力に関するもので、受注額は約550億円です。

バングラデシュの首都ダッカの人口は経済成長を背景に1,500万人以上にまで増加し、慢性的な交通渋滞と大気汚染が深刻化しており、更なる社会経済の発展が阻害されています。本案件はその様な喫緊の課題を解決するために、日本の政府開発援助(ODA)を活用したバングラデシュで初の都市鉄道案件で、資金は全額円借款で賄われます。本路線はダッカ市内を全線高架で南北につなぎ、全長約20km、16駅で構成されます。

本案件は、現在日本政府が進めている「質の高いインフラ輸出」において、信頼性の高い日本製の信号システムを導入するだけでなく、初めて第三国において日本企業がインド企業と共同で受注した鉄道案件です。それぞれの企業の長所を出し合うことで、品質と価格競争力の面で、競合相手に対する優位性を確保することが可能になります。それにより案件の受注機会が増え、結果として「質の高いインフラ輸出」の拡大に貢献することに繋がると考えています。

丸紅は、本案件の受注を足掛かりとして、今後実施が計画されている都市鉄道案件、更にはその他インフラ分野にも積極的に関与し、バングラデシュの更なる社会経済の発展に貢献していきます。




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