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LG電子MC事業本部スマートフォン事業戦略発表記者懇談会

記事公開日時 : March 4, 2019, 2:29 am
ACROFAN=權 容滿 | yongman.kwon@acrofan.com | SNS
LG電子は2月15日、ソウル江西区「LGサイエンスパーク」で記者懇談会を通じて今後のスマートフォン事業の戦略を紹介した。LG電子はこの席で新たに始まる5Gサービスをブランド再跳躍のきっかけに作ろうとし、Vブランドを5G特化ブランドに、Gブランドを既存4Gのプレミアムブランドとして配置するという戦略を発表した。

LG電子は「G6」以降、製品の品質に対する顧客の認識は改善されているが、アイデンティティと製品差別の側面が明確でなかった点が弱点であったと評価した。そして今後再跳躍のためには実質的な顧客価値を高めるため力を集中しようとし、特に今年新たに開始される5Gサービスを顧客に適時で適切に楽しむことができるように一層素早く用意してブランドの再跳躍の機会にしようとすると発表した。LG電子の新たな5GスマートフォンはVブランドに属する「V50 ThinQ 5G」と発表され、製品発表はMWC 2019を控えた2月24日に紹介された。

ブランド戦略においてLG電子は新しいブランドの導入より既存ブランドの維持と再定義を通じて実質的顧客価値を最大化しようとすると発表した。これに既存は上半期に発表されるプレミアム製品群Gは4Gフラグシップスマートフォンブランドで、下半期に発表されていたマルチメディアに特化プレミアム製品群Vは5Gスマートフォンブランドとして再定義するという計画である。また、中価額代のQ、実利型のK/Xシリーズは現行通り維持される計画である。この他にも新しい5Gユーザー体験のためのデュアルスクリーンスマートフォンモデルは別途の新しいラインナップではなく、5GスマートフォンブランドであるVシリーズの製品群に属するものと言及した。

▲LG電子MC/HE事業本部長のグォン・ボンソク社長とMC商品戦略グループ長マ・チャンミン専務が参加した

LG電子MC/HE事業本部長グォン・ボンソク社長はこの席で、最近の何年間LG電子のMC事業本部は内部的に効率を高め、品質問題の解決に取り組んできたと述べた。これに顧客や市場のLGスマートフォンに対する認識も安定であり、技術プラットフォームも定型化されており、内部効率改善の面ではもう成果が出てくる時点と考えていると紹介した。また、補完すべき部分としては顧客のニーズに耳を傾け、それに合わせた一貫性のあるアイデンティティを維持していくことで高速の改善が可能になると期待した。

ブランド戦略の側面は、大きな枠組みでは現在のブランドのシステムを維持するものと紹介した。これは従来製品群であるG、Vシリーズの認知度が市場で改善されているだけに、新しいブランドの導入より既存のブランドを維持しながら製品の安定性と利便性に焦点を合わせて、実質的な顧客価値を高めるという趣旨であると説明した。変化があれば今年新たに開始される5Gサービスに対応するスマートフォンブランドが既存のマルチメディア特化型プレミアム製品群であるVシリーズになるというものであり、今後Vシリーズは5Gに特化したブランドで、Gシリーズは4G市場のプレミアム製品群に二元化する計画だと明らかにした。

LG電子は今年スマートフォン市場での重要な変更には5Gサービスの本格的な開始を挙げ、既存のプレミアムスマートフォンは急速に市場に移ることができるものであり、これに既存プレミアムロケーションの4Gスマートフォンは位置が曖昧になることがあると予想した。また、保守的な視覚では、5Gは今始まる初期段階であり、4Gは比較的に萎縮する可能性もあると付け加えた。そして予想される市場変化のシナリオに基づいて、5GはVシリーズを通じた初期対応と共に迅速な市場移動が示したらこれを普及型まで急速に拡大し、そうではない場合は4Gベースのラインナップ補強を考慮するツートラック戦略を備えていると付け加えた。

LG電子は新しく披露する5Gスマートフォンと4Gフラッグシップスマートフォンをそれぞれ「LG V50 ThinQ 5G」と「LG G8 ThinQ」に確定し発表した。 5Gスマートフォンのラインナップにマルチメディア特化の「Vシリーズ」のブランドを選んだのは5Gサービスの顧客がマルチメディア活用を重要に考えていることを反映したものである。そしてLG電子は「V50 ThinQ 5G」が通信技術の新しい変化を伴い、5Gへの転換がLGの技術的強みとよく接続することができると予想した。一方、新しい5Gスマートフォンのモデルは最新プロセッサとソフトウェアの最適化、「V40 ThinQ」対比20%以上増加したバッテリー、向上された発熱処理技術などが適用されるものと紹介された。

▲今後LG電子のスマートフォンブランド戦略は5GのVと4GのGシリーズに二元化されるもので紹介された

今までの上半期に発売されていたフラッグシップ製品群である「Gシリーズ」は4Gプレミアムスマートフォン製品群に定着することになり、新製品「LG G8 ThinQ」もMWC 2019を控えた2月24日、スペイン・バルセロナで公開される予定だ。この「Gシリーズ」はすでに成熟した4Gスマートフォン市場でLG電子が主導する変化を含んでおり、既存に強みを持つ技術革新の要素に基づいて既に成熟した市場に変化を与えようとすると紹介された。そして代表的な差別化要因であれば「Zカメラ」を通じた保安などでの革新や、すでにティーザーから紹介されたタッチと関連する新たな技術などがあると付け加えた。

モデル派生戦略面では「V50 ThinQ 5G」と「G8 ThinQ」を通じた市場攻略の以外にも中価額代、普及型製品も公開する予定であり、下半期の戦略は初期5G市場の動きや4G市場の成熟度などを見ながらさまざまなシナリオへの対応を準備していると紹介した。しかし同じフォームファクタの派生モデルは現在の時点で具体的に検討されていないと付け加えた。また、今後中価額型、普及型のQ/K/X製品群はサウンド、カメラ、耐久性などプレミアム製品に適用された機能を受け継ぐのにとどまらず、各製品の独特な消費者の経験を加えて差別化して、顧客がデザイン、便利機能など特化された利点を選んでぴったり合う製品を選べるようラインナップを備えるという計画を紹介した。
この他にも競合他社の「フォルダブル」に対応する「デュアルディスプレイ」スマートフォンは「V50 ThinQ 5G」と同時発売する計画であり、通信事業者が考慮しているUXなどに最適化しようとして、別途のブランド名を作る計画はないと付き加えた。LG電子はこの「デュアルディスプレイ」について5G事業者たちもみんな他の戦略を持っているだけに、事業者と協力してデュアルディスプレイの活用を打診し、新しいユーザー体験を提供しようとすると紹介した。そしてデュアルディスプレイはアイデンティティーを作って一貫性を維持することが重要であり、5Gスマートフォンモデルで披露した後、他モデルへの拡大適用も検討していくと述べた。一方、この技術の完成度の面では2世代技術も同時に開発していると付け加えた。

一方、LG電子は今後MC事業本部の方向性について既存の方向性を継承しつつ強化された力量を市場に披露する部分について多くの努力をむけるものと言及した。また、今後の重要な市場としては米国、韓国、日本を挙げて、中国市場の場合、既存のローカル企業との競争などを勘案して特別な価格代や5Gなどでの選別的な対応が必要になるものと予想した。このほかにもMC事業本部の人員縮小などでは効率化作業と新しい事業部に向かっての人材再配置などで影響があり、今後は現在のレベルで維持できて人為的な構造調整の計画はなく、今後の効率性向上は製品競争力の面で行われると述べた。


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