ACROFAN

きれいな水と空気、そして大自然が生きている大韓民国麟蹄に「トバギパム族」出動!

記事公開日時 : November 3, 2020, 5:18 pm
ACROFAN=柳 在庸 | jaeyong.ryu@acrofan.com | SNS
 
江原道麟蹄郡は大韓民国首都ソウルから車で2〜3時間程度走れば到着するところである。北には非武装地帯(DMZ、Korean Demilitarized Zone)が、東には雪岳山国立公園が位置していてソウルや首都圏に比べ自然がよく保存されている地域である。

さらに人口密度が大韓民国で最も少ない地域でもあり、空気と水がきれいなことで有名でもある。自然環境が最もよく保存されたところであって、韓国人の間で秋と冬の景色を最もよく見ることができる場所として知られている。また、食べ物も韓国の伝統文化と味を一番よく表現していて、休暇の時期になれば韓国人がたくさん訪れる場所でもある。

こんな麟蹄郡に、韓国内の農村観光や旅行に興味があり、SNS活動が活発な在韓外国人たちが集まったトバギパム族(TTOBAGI FARM FAMILY)が訪問した。韓国農村観光を海外に知らせるために集まった彼らは、1泊2日の日程で韓国人に最も身近な農村をあまねく見て体験した。

トバギパム族は「いつも」の純韓国語である「トバギ」に英語「パーム(Farm)」、群れを意味する漢字の「族」を合わせた名称として、「いつも農村と共にする家族」という意味を含んでいる。その名の通り、色んな国から韓国語と韓国文化を勉強するために集まった人たちが、都市では接することができない韓国農村の伝統文化を今回の旅行を通じて経験した。

■教養知識の宝庫、山村民俗博物館とパク・インファン文学館

 
麟蹄山村民俗博物館は麟蹄郡の歴史と伝統を一目で見るため2003年10月8日に開館された。消えていく麟蹄郡の民俗文化を体系的に保存・展示しており、「人生と信頼」と「哀感と余裕」二つのテーマで空間が構成されている。午前9時30分から午後5時30分まで入場可能であり、祝日と毎週月曜日は休館である。入場料は無料だ。

麟蹄山村民俗博物館のすぐそばにはパク・インファン文学館が位置している。麟蹄郡で生まれた詩人パク・インファンの魂を祀るため造られた空間として、詩人パク・インファンが執筆していた時代の空間を展示室に設けて昔の郷愁を感じることができる。モダニズム時の代表詩人であるパク・インファンの主要作品には「歳月が過ぎれば」、「木馬と淑女」などがある。

住所:江原道麟蹄郡麟蹄邑麟蹄路156-50(麟蹄邑サンドンリ415)
電話:+ 82-33-462-2086
ホームページ:https://mvfm.kr

 
■美しい韓国の秋を一場で、ハチュ自然休養林

麟蹄郡森林組合が管理しているハチュ自然休養林は森の家、山林文化休養館など11個のコンド式の客室と会議室、レストラン、キャンプ施設などの付帯施設で造成されている。ハイキングコースは6Km、ウェルネストレッキングコース4Kmなどがあり、トレッキングコースにはワスレグサ、クワガタソウ、キショウブ、ドラゴンヘッドなど50種類以上の3万本の野生花団地が造成されている。山林浴を楽しむことができるハイキングコースと一緒に季節や天候によって内麟川でラフティング、リバーボギン、カヤックなどの冒険レポーツも同時に体験することができる。

一方、オンライン予約を介して限られた人員だけ入場と利用が可能であるため、旅行時期に合わせて予約を完了することが必須だ。

住所:江原道麟蹄郡麟蹄邑ハチュ路686
電話:+ 82-33-461-0056
ホームページ:https://bit.ly/3jBJJOr

 
ハチュ自然休養林トレッキングコースを歩いていると、最も韓国的な田舎道に至ることができる。特に麟蹄は韓国で野菜の生産地として有名だが、秋は盛んに収穫を終える時期で農夫の働く姿を見ることもある。

一方、麟蹄は韓国でもコロナウイルス感染者数が少ないところでも有名だ。仁川空港を通じて入国する感染者がいたが、隔離措置で地域内の集団感染を事前に遮断した事例が知られている。現在まで集団地域感染が起こっていなくてよく守られている。

 
■ハチュ里山村むらで農民たちの生活と地元料理を接してみる

ハチュ里山村むらは江原道麟蹄郡麟蹄邑に位置する山村むらで、雪岳山と内麟川を挟んでいる清浄村である。海抜250〜600mの高地に位置して様々な高冷地野菜や山菜、薬草、松茸、椎茸、雑穀などを主に生産する農業中心の山村むらである。

体験プログラムにはラフティングや山野草を利用した天然石鹸、パス作り、陶磁器作り体験ができる。宿泊はハチュ自然体験学校で可能であり、学校の建物を宿泊空間としてリモデリングして食事と体験ができるところである。夏だけ一時的にオープンされた宿泊施設は今年の秋に行われた再建築のため、季節に関係なく予約を介して利用が可能である。カフェや特産物売り場などの付帯施設も常時利用可能である。
住所:江原道麟蹄郡麟蹄邑ハチュ路187
電話:070-4404-4481
ホームページ:https://bit.ly/3kF1rlG

 
■山の中に隠されたモータースポーツの中心、「麟蹄スピーディウム」

麟蹄には自然と伝統だけがあるのではない。大韓民国初の自動車テーマパークである麟蹄スピーディウム(Inje Speedium)が山の谷の深いところに位置している。麟蹄スピーディウムは龍仁AMGエバーランドスピードウェイ(1994年)、太白スピードウェイ(2003年)、霊岩コリアインターナショナルサーキット(2010年)に続く4番目の公認サーキットとして、総面積139万9000㎡で造成されたFIAグレード2サーキットである。

テヨン建設の系列会社であるブルーワンから運営し、サーキットのほかにもホテルやコンドミニアム、各種の便宜施設が充実に設けられている。ホテルは地下1階、地上7階、134室があり、コンドミニアムは地下1階、地上8階、118室がある。ほぼすべての客室からサーキットを見ることができて自動車競技観戦が可能である。

この他にもクラシックカー博物館、ATV電動カート、北側応援団特別展示館、タイムギャラリー、屋内遊び場、レジャーカートなどの様々な体験観覧施設があり、家族単位の観光客たちから愛されている。レースがないときにはサーキットカート、サーキットサファリ、サーキットタクシーなど様々な体験プログラムが運営される。

住所:江原道麟蹄郡麒麟面サンハダプ路130
電話:+ 82-1644-3366
ホームページ:https://www.speedium.co.kr

 


Copyright ⓒ Acrofan All Right Reserved
 

Acrofan     |     Contact Us : guide@acrofan.com     |     Contents API : RSS

Copyright © Acrofan All Right Reserved